「女優の私」、始めませんか?

2020/10/07

こんにちは。

 

奈良・生駒でカウンセリングルーム沙羅Saraを開設している葛原昌子です。



お子さんの不登校で相談に来られた40代の女性。

親子のキョリの取り方がわかってこられた、のがカウンセリング4回目。

カウンセリング5回目を迎えるにあたっての「報告メール」には、

「この頃は、どちらかというと自分の今後をどうしていくかと考えています」

とあり、お子さんに関しては「見守る」体勢ができて来た、ような。

それで、「自分の今後」には、まず夫君との関係があるようで。

何を問題と感じていらっしゃったと思いますか?




仲はいいんだけど、同い年のせいか「上からの物言い」にはカチンとくる。

「子どものことは、私の方がわかっているのに!」なんて、張り合う気持ちもチョッピリ、ある。

出張が多くて家を空けることが多い割には、いろんなこと気遣ってくれているんだけれど…。



そうですか。「いろんなことを気遣ってくれて、ありがとう」の言葉は?

あ、そういえば、言ってない。

…そういえば、文句ばっかり言っている気がする。

あ、だって、夫も私のことを褒めてくれたことないもの。



だったら、素直に「褒めて欲しい」って言えば?

いやいや…そんなこと! いまさら。

あ、でも、そういうと、どうなんだろう? 

茶化される?

いや、そんなことない、と思う。神妙に聞いてくれるんじゃないかな?

だったら! 子どもたちのいない所で、甘えてみたら?



…そうね…。全くもって「可愛げのない妻」かもね、私…。

そう思うなら、今から変わったら? …そうね、「こんな私、どう?」っていうの、何種類か用意して。

「こんな私A」が夫君に反応悪かったら、あ、これはお好みじゃないのね、ってことで、次は「こんな私B」。


ヘェ〜、それ何ですか?

あ、だから、「女優」よ。女優だったら、「いろんな私」が取り揃えられるでしょ?


大笑いされて、後、しんみりと

「でも、そんなふうに、だったら、気楽に楽しく、自分を変えていけますね。」と。


そうなんです。深刻になる必要は、ない。

楽しみながら、いろんなご自分を「演じて」みたら、と思います。

そこに新しい自分との出会いもあるかもしれません。

そんな中に、「甘える私」があってもいいわけで。


夫、嫌じゃないかもしれません。…あ、きっと嫌じゃないだろな、そういう私。

そんなふうに呟いて帰っていかれました。



これが「カウンセリング?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

その方に必要だと思ったら、どんな提案もしていくのが「沙羅Saraのカウンセリング」です。

まあ、相談者のお話に触発されて、私の「提案」もその時生まれる、のですけれど。

一度、私に会いに来られませんか?