(「気づきノート」は)自分が何を思っているのか、客観的に知ることができた。枝分かれで、色んな思いが出てきて、本当は自分はこんなことを思っているんだ、という発見がありました。
ご自分の気持ちに整理がつかず、また「突発性難聴」を抱えて来室されました。初回終了時に「課題」として「気づきノート」を付けてきてもらうことを提案しました。
3回目のカウンセリングの時に、ご自身の言動に対する気づき(ご自身の生育過程で親に対して「嫌だ」と感じたことをご自身が繰り返されていること)に気づかれ、4回目のカウンセリングの時に、ご自身について、今までとは明らかに異なる気づき(どうせダメだといろんなことを諦めていたこと)をお話しになりました。やってみて効果があったのは、怒りが沸き起こってきた時に「数を数える」ことだったそうです。(「アンガー・コントロール」の一つをお教えしました。)数を数えているうちに、ちょっと冷静に応じられるようになったとのことでした。
ご自身の整理をしていただくために、いろいろ書いていただいたのですが、公開可とされたのは「気づきノート」に対してのみだったので、そのようにさせていただきました。突発性難聴は、いつの間にか治っていたそうです。良かったです。晴れやかに今後のご自身の計画をお話しになって帰られました。書いたレポートは持って帰っていただきました。