今年は暖冬だとは聞いていましたが、
さすがに朝夕は冷えてきましたね。
冷え性の方は、手足が特に冷たくなります。
それは、血液循環が悪くなるからです。
今回は「手足の冷えに効く」アロマオイルを紹介します。
<手足の冷えに効くアロマオイル> ・シナモン・カッシア…5滴
・サイプレス……………30滴
・アトラスシダー………20滴
・ホホバ油………………2.5ml
1日2〜3回、適量を手足に塗ります。
シナモン・カッシアは葉付き小枝からオイルを取ります。
おもな産地はベトナムや中国。
それでチャイニーズ・シナモン、トンキンニッケイ、カシアなどども呼ばれます。
日本では正倉院の薬物中も納められているほど古くから利用されているそうです。
抗菌作用が強く、皮膚の感染症改善にも用いることができます。
血液凝固阻止作用、血液流動促進作用も持つので、血液循環を促します。
でも、「禁忌事項」があって、
1 10%以下に希釈し、広範囲に使用しない
2 乳幼児、授乳中の産婦には使用しない(ケイ皮アルデヒドに皮膚を荒らす危険性あり)
3 妊婦には使用しない(ケイ皮アルデヒドによる子宮や皮膚への影響を考慮して)
ということです。
甘い香りで、気分を高めてくれるのですが
使い方に注意が必要な精油です。
サイプレスはイトスギとも呼ばれ、公園などにも広く植えられているものです。
鬱滞鬱血除去作用が高く、むくみや冷え性に効果的です。
女性ホルモン様作用を目的に婦人系疾患にも用いられます。
「禁忌事項」はホルモン依存型癌疾患(子宮癌、乳癌)、乳腺症などには使用しない、ということ。
アトラスシダーは、北アフリカのアトラス山岳地域に生育する樹木から、採った精油。
シダーとは霊的なパワーを意味するセム語からきたもので、信仰のシンボルとされています。
リンパ強壮作用や血腫抑制作用があります。
しかし、この精油にも「禁忌事項」があって、
成分を見てケトン類が多く含まれている場合は、
乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者には使用しない、とあります。
ケトン類に神経毒性や堕胎作用(流産惹起作用)があるためです。
今回の精油には、全て「禁忌事項」がありました。
気をつけて使わないと、と改めて思いました。
画像は、きのうゲシュタルト仲間のともこさんの「おまもり展」が開催されている
ならまち近くの璉城寺に出掛けた時に撮った、お庭の白い花。