こんにちは。
奈良・生駒で「カウンセリングルーム沙羅Sara」を開設している葛原昌子です。
「広場恐怖症」という不安障害を聞いたことがありますか?
何でもないような状況で、過剰な恐怖や不安を感じてしまい、
動悸や発汗、呼吸困難などの身体症状が出て、
「もしかして 死ぬんじゃないか」という恐怖に襲われて、
一度そんな体験をしてからは、広い場所にいるとか、電車に乗るとか、
…矛盾するようですが、狭い場所にいることも不安になり、
ひとりで行動することに恐怖を覚えて、外に出られない、
もしくは、外に出る準備をするのに果てしなく時間が掛かる…という状態を指します。
つまりは、何をどうしていいのかわからない状態になったらどうしようという
「先取り不安」(=まだ起こってもないことをあれこれ心配すること)、ですね。
「取り越し苦労」とも言います。
しなくていい心配をしているようですが、
ご本人にとっては、気づいたらそんな状況に陥っているわけです。
それで、日常生活にも支障をきたしている。
そんな状態に苦しんで、相談に来られた方がいらっしゃいます。
その方のお話を伺っていて、気づいたことがあります。
それはなんだと思われますか?