折々のことば。2024年4月10日の暉峻淑子(てるおかいつこ)の言葉。
何かをすることと同時に、何もしないことの価値がみとめられているのも、また豊かではないか。 暉峻淑子
鷲田清一の解説。
生活経済学者は、平成の初め、バブル経済の絶頂期に、日本社会は「経済大国」になったが「豊かな国」ではないと書いた。
より多く持とうと人々が逸(はや)る中で、格差や不公正は拡大するばかり。
自然や他の人たちから多くの恵みを「自分をカラにして受けとる」豊かさをまだまだ体得していないのではないかと。
『豊かさとは何か』から。
『豊かさとは何か』暉峻淑子。
何度も何度も読んだ。今調べると、1989年に出た本らしい。岩波新書の赤い表紙で。
「てるおかいつこ」なんて。読めない、わね。
だけど、今、そうひらがな入力したら。ちゃんと変換してくれる。