こんにちは。
奈良・生駒で「カウンセリングルーム沙羅Sara」を開設している葛原昌子です。
十代の子どもさんの、暴言・暴力のことで
ご相談に見えたお母さんがいらっしゃいます。
お話を伺うと、なんでも「一度約束」したら
是が非でも守らないといけなくて、
たとえば、学校帰りの、駅までの迎えを頼まれて、
「いいよ」と引き受けた以上、
仕事の都合で5分でも遅れたら
まずは「謝る」ことを要求される、というのです。
「え〜…、でもお仕事の都合とか、
道路の混み具合とか、いろいろあるでしょう?
もちろん、遅れないに越したことはないけれど。」
と思わず口を挟んでしまいました。
子どもさんが小学生の時に
帰ってくる時間が約束より大幅に遅れたときに
「言い訳はしないの」と、お子さんに言ったことが
そのままお母さんに「適用」されるそうなのです。
お迎えなしで自分で帰ってこれるのに、
そういうことは問題ではなくて、
「約束の時間に迎えに来るかどうか」だけが
問題になって、それ以外のことは聞こうとしない、のだそうです。
まるでモラハラ夫のように一方的に「裁く」のです。
相談に来られたときには、
お子さんの論理で「お母さんは障害者だ」と
責め続けられて、自分が悪いのだと、
「思考停止状態」になっていらっしゃいました。
お子さんの「発達障害」を疑う気持ちもお持ちでありながら。