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家族がうつになったら、アドバイスではなくどんな接し方がいいのか

2018/08/18
こんにちは。

奈良・生駒で「カウンセリングルーム沙羅Sara」を開設している葛原昌子です。


前回、「家族や大切な人がうつになったら、やってはいけない3つのこと」で、

「アドバイスではなく」と書きました。

今回はもう少し、「では、どんな接し方がいいのか?」

をお話ししたいと思います。


「こうしたらいいんじゃないか?」というアドバイスは、

 

言われた本人は、「今のままじゃ全然ダメだ」

 

「もっと良くなるように努力したら?」

 

という風に聞こえてしまう、ということがあるのです。

 

言った人が全くそんなことを考えていないのに。

 

 

普通の状態の時には、さらりと聞けることでも、

 

心の状態が悪くなっていると、あれやこれや勝手に

 

「自分の思い込み」を付け加えて聞いてしまう。

 

だから、一層、自分を責めてしまって、状態が悪くなる。

 

それで、「アドバイスはしない方がいい」ということなんです。

 

じゃあ、どういう接し方がいいのか?


うつ状態になると、まるで人が変わったかのように、

表情がなくなり何をするのも辛そうで、そして何も決められなくなって。

そんな本人を見ていると、つい何もかもをやってあげないといけない気になるのもわかります。

でも、極力、これまでと同じように接しましょう。

何かを聞いても、返事が返ってくるまで随分時間が掛かるかもしれません。

それは、「今、決められない状態なんだなあ」と理解して、待つ。

待ったあげくに答えが出なくて、「…これでいい?」と再度言うことになるかもしれない。

それでも!

「何も決められない」「何もできない」と益々自信を失っていく状態に歯止めが掛けられます。

最も酷い状態の時には、

朝起きたら「顔を洗う」「歯を磨く」「ご飯を食べる」というような

普段通りのメニューをこなすのも困難な場合もありますが、

様子を見ながら、今は何ならできるか、を計って、

できることを積み重ねていく。

今の状態が永遠に続くわけではないですから。

心のエネルギーが溜まってきたら、また動き出せるんですから。

いろいろ誠実にやりこなそうと努力し続けた結果、不調に陥った場合がほとんどですから。

本人の、その「一生懸命」さを大事にしながら、

心が回復するのを、待つ。

そして、一方で、サポートする家族が倒れてしまわないように、

自分の生活を極力これまで通りにしていくことも大切です。

自分の楽しみを、どんな形でも維持し続けることが、

サポートする家族にも必要です。


そんな、家族の「接し方」をカウンセリングでお伝えしています。

ご本人がカウンセリングを受けることと同じぐらい、

家族のカウンセリングは、うつの回復に有効です。

家族のメンタル・サポートも併せて行っています。

カウンセリングルーム 沙羅Sara

あなたはあなたのままで大丈夫。ひとりで悩みを抱え込まないで。

明けない夜はありません。

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