こんにちは。
奈良・生駒で「カウンセリングルーム沙羅Sara」を開設している葛原昌子です。
アダルトチルドレンとは、
元々は、アルコール依存症の親に育てられた人のことでした。
けれど、アルコール依存症の親ではなくても、
親らしい保護がなく育った人も含め、
その後の人生が「生きづらい」状況に陥っている人を言うようになりました。
そのアダルトチルドレン的な状況にいる人が、
なぜ、恋愛もうまくいかなくなるのかを
今回、お話しします。
養育者である親の精神状態が安定しないと、
子どもに対しても、安定した対応ができなくなります。
子どもが同じことをしでかしたとしても、
あるときには厳しく叱り、
あるときにはそうでもない。
そんな風に親に気分によって対応が変わると、
子どもはものごとの善悪ではなく、
親の顔色を見るようになります。
つまり「叱られないかどうか」だけが
ものごとの基準となるのです。
大人になっても「人の顔色を見る」ようになり、
自分が本当は何がしたいのか、分からなくなるのです。
好きな人ができると、
それまで満たされてこなかった愛情を、
全部その人で満たしたくなります。
いつもいつも自分に注目して欲しい、
どんな自分でも受け入れて欲しい、
とにかく「無条件の絶対的な愛」を求めてしまいます。
しかし、恋愛は「お互い」に求め、受け入れることがないと、
長続きしません。
なぜなら、相手も普通の人間だからです。
いつも、「もっと、もっと」と要求されると、疲れてきます。
最初は嬉しくても、そのうち重荷になります。
つまりはそもそも「無条件の絶対的な愛」など、
生身の人間には無理なことなのです。
あなたは恋人に「重いんだよね…」と言って
去られた経験はありませんか?
その「重さ」は、これまであなたが親から満たされてこなかった愛情を
恋人に求めてしまう重さです。
じゃあ、どうすればいいの?
この恋愛はダメにしたくない! と思うなら、
早めにカウンセリングを受けることをお勧めします。
これまであなたが満たされてこなかった心を整理し、
恋人ひとりに集中してしまう状態を改善することで、
重荷に思って相手が去って行くことがなくなります。
大丈夫です。まだ、間に合います。