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「性同一性障害」は、障害ではありません

2018/12/26

こんにちは。

 

奈良・生駒で「カウンセリングルーム沙羅Sara」を開設している葛原昌子です。




以前、「性同一性障害」で悩んで、

親子で相談に見えた方がいらっしゃいます。

お子さんと話をしていて、

私が真っ先に伝えたのは

「病気じゃないよ」ということでした。

その子が、そう言った私を

真っ直ぐ見据えたのが印象的でした。

「うん。だから、『障害』というのも、

違うと思うのよ。」そう言うと、

その子は本当にほっとした顔をしました。


「そうですよね。『障害』というから、

何か良くないことかと思ってた…。」

「う〜ん…、強いていうなら、『個性』かな?」


身体は男の子として生まれても、心は女の子だったり、

あるいはその逆だったり、

それは、親の育て方のせいではなく、

お腹にいるときからそうだった、と

医学的に解明されています。

ただ、原因は定かでないようですが。



だから、本人の責任ではないのです。

身体が小さい、眼が大きい…そんなことと同じように、

その人の持つ「個性」のひとつではないか、と。



だから、LGBTの人がわざわざ

「カミングアウト」しなければいけない世の中に、

不利益が生じることは分かりながらも、

声を上げざるを得ない「状況」に

胸が痛みます。


※LGBTとは、レズビアン(女性同性愛者)、

ゲイ(男性同性愛者)、

バイセクシュアル(両性愛者)、

トランスジェンダー(出生時に診断された性と自認する性の不一致)

の頭文字を取り、

セクシュアル・マイノリティー(性的少数者)の

一部の人を指した言葉。

全ての性的少数者を指す言葉ではないため、

「Asexual」(アセクシュアル、同性にも異性にも性的欲望を持たない人)の「A」、

「Intersex」(インターセックス、身体的に男女の区別がつきにくい人)の「I」、

「Questioning」(クエスチョニング、自分の性別や性的指向に確信が持てない人)の「Q」など、

LGBT以外のカテゴリーの性的少数者を表す単語の頭文字をLGBTにつけることもある。

(『知恵蔵』)

※上記の解説からすると、

「性同一性障害」はトランスジェンダーの

範疇かと思われます。



しかし…それにしても、と思うのです。

20年以上前、勤めていた高校で、

卒業式の日に、自分の性的不一致を

公表しようとしていた生徒がいました。

教員集団がそれを知って、

なぜそんなことをするのか?

と、職員室で問うたところ、
 
よくよく聞いたら、

他人に言ったその「勢い」で、

親に言おうとしていたのでした。

それほど、自分の親に向き合うのが

大変だったのです。

教員皆で説得して、とりあえず、

その「大告白会」は取りやめとなったのですが、

その後、その学校では、

女子の制服にズボンも取り入れました。



その時のことを思うと、

親子で相談に来ること自体、

時代が変わったなあと思ったのです。

しかし、それはごくごく稀なケースであって、

まだまだひとりで悩んでいる人は

多いでしょうね。



まだ、思春期で、

好きな人もいない状態で、

自分が誰を好きになるのか分からないのに、

それから、自分の身体がどんな風に

大人になっていくのかも分からないのだから、

そんなに心配しないで、

また、何か困ったことがあったら、ここにおいで、

と言って帰しました。



お母さんからは、後日、

本人がとても明るくなった、と

知らせが入りました。



大丈夫です。

あなたはあなたのままでいいのです。

カウンセリングルーム 沙羅Sara

あなたはあなたのままで大丈夫。ひとりで悩みを抱え込まないで。

明けない夜はありません。

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