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すぐさま「統合失調症」だと決めつけないでください

2020/09/16

こんにちは。


奈良・生駒でカウンセリングルーム沙羅Saraを開設している葛原昌子です。

思春期のお子さんは、感情の揺れ幅が大きい。

どの子もそういう傾向にある。

長年、高校生と付き合ってきた私にはそう思えます。

それで、ちょっと心のバランスを崩して、

あらぬ声が聞こえてきたり、することもある。

統合失調症の幻聴?


それをすぐさま「統合失調症」の「幻聴」の類だと

慌てて判断してしまうと、問題が多いように思われます。

もちろん、そのときは「幻聴」があった、かもしれない。

だけど、揺れ幅の大きい10代で、

いっとき、のことを、もうそういう「病気」なんだと

決め付けるには早すぎる。

そんな風に決めつけて、「投薬」を始めるのは危険すぎる、

と私は思っています。

なぜでしょう?

レッテル張りをしてしまう

それは、そういう見方を周囲がすることで、その子に関わろうとしなくなるからです。

いえ、十分関わろうとするから、「病気」だと特定して、治療に当たるんじゃないか!

と思われるかもしれません。

しかし、それはその子に「統合失調症」というレッテルを貼るだけのことで。

わかった気になる危険性


それはその子を見る、一つの手掛かりに過ぎない、かもしれないのに、

それだけで「わかった気になる」危険性があると思います。



「統合失調症」だから、「妄想」も「幻聴」も出るんだ、

ではなくて、「妄想」「幻聴」「幻覚」が出るくらい、


その子が何に怯えているのか

その怯えはどうやったら軽減することが出来るのか、というように、


心をケアする方向を、一緒に探っていくことが望ましいと思うのです。



しかし、そうではなくて、

レッテルを貼ったら「仕方ない、よね」で済まされていく気がする。

「この子は、統合失調症、なんだから」と。

それでは、一時的な心の不安定さが増幅されて、

いよいよ、「薬で症状を抑える」方向にしか向いていかない。



それは、「本末転倒」のような気がするのです。

それならば、「統合失調症」気味の傾向があることは認めても、

これは一時的に状態が悪いだけだから、と、

その子がどうすれば安心できるのかと、心の安定を図るための方策を図り、

何をすれば、心が落ち着いていられるのか、を

その子と一緒に、探して行ったらいいんだ、と思います。


寄り添うこと、一緒にいること


多分、それが「寄り添う」ということ、「一緒にいる」ということ。

今の姿は、一時的なもので、ずっと、ではない。

本来のこの子は、もっと溌剌(はつらつ)として、エネルギーもあって、

そうして、穏やかな光に満ち溢れている。

今の姿は、この子の本来の姿ではない。



誰が信じてやらなくても、私だけは、この子の本来は今の姿ではない、

ということを信じよう。



そこからだと思うのです。

全ての始まりは。

そうです。母は諦める、わけにはいかないのです。

この子を産み、育て、してきたのだから。

…死ぬような怖い思いをして、産んだのだから。


そして、お母さん、あなたはひとりではありませんよ。

私、一緒にいますから。

いろいろお話を聴かせていただいたあとは、

ふたりして、ゆっくり空を眺めませんか?

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