2001年度「読書への誘い」紹介した詩・文章 一覧
2002年度「読書への誘い」紹介した詩・文章 一覧
2003年度「読書への誘い」紹介した詩・文章 一覧
第61号〜第95号2004年度「読書への誘い」紹介した詩・文章 一覧
2007年度「読書への誘い」紹介した詩・文章 一覧
2008・2009年度「読書への誘い」紹介した詩・文章 一覧
2010・2011年度「読書への誘い」紹介した詩・文章 一覧
「本当に生きる」ということを、幸福とも言い換えたギリシアの哲学者たち。その言葉と生き方を紹介しながら、死とは、私の存在とは、自由とは何かについて思索をめぐらせる。日常の生活の場面を織り交ぜ語るその語り口は、対話への扉を開くメッセージである。
詩:長田 弘「言葉のダシのとりかた」
『本 起源と役割をさぐる』(犬養道子著・岩波ジュニア新書・2004年刊)
人間ひとりひとりを自立させ、世界や真実に目を向けさせる、そんな力をもつ本。その源流は どの時代まで遡れるだろうか。数千年の昔、メソポタミアで粘土板に、中国で甲羅に文字を刻んだのは、なぜ? 紙はいつ発明され、どう世界に普及したのか。広く世界に目を向けて本の起源を探り、本とのつきあい方を考える。
詩:黒田三郎「ある日ある時」
『僕の叔父さん 網野善彦』(中沢新一著・集英社新書・2004年刊)
日本の歴史学に新たな視点を取り入れ、中世の意味を大きく転換させた偉大な歴史学者・網野善彦が逝った。数多くの追悼文の中で、ひときわ精彩を放つ宗教学者・中沢新一の文章。それは、網野善彦が中沢の父の妹の夫という関係だけでなく、中沢の幼い頃から濃密な時間を共有してきたからだ。それは学問であり人生であり、ついには友情でもあった。切ないほどの愛を込めて綴る「僕と叔父さん」の物語。
詩:佐藤春夫「夕づつをみて」
『もう頬づえをついてもいいですか?』(桝野(ますの)浩一著・実業之日本社・2004年刊)
桝野浩一の短歌集『てのりくじら』を手にしたのが数年前。斬新な表現に驚いた。今回は、見延典子の小説『もう 頬づえはつかない』をもじったタイトルで、AからZまで26本の映画を 取り上げた「映画コラム短歌集」。
『東京物語』より「春本番」(奥田英朗著・集英社文庫・2004年刊)
1978 年4月。18 歳の久雄は、エリック・クラプトンもトム・ウェイツも素通りする退屈な町を飛び出し、上京する。バブル景気に向かう時代の波にもまれ、戸惑いながらも少しずつ大人になっていく…。80 年代の東京を舞台に誰もが通り過ぎる「あの頃」を鮮やかに描き出す。
詩:木山捷平「遠景」
『孤独であるためのレッスン』(諸富祥彦著・NHKブックス・2004年刊)
『怒りの方法』(辛淑玉(しん・すご)著・岩波新書・2004年刊)
うまく怒れないという悩みは意外に多い。だが、怒りは、生きる力にも、人間関係を変えていくきっかけにもなる。どうすれば、怒りの感情を効果的に相手に伝えられるのか。社会への怒りは、どう表現すればいいのか。怒り上手を自認する筆者が、怒りを封じ込めようとする日本社会の歪みを指摘しながら、怒りの素を取り除く方法を伝授する。
『ジャミパン』(江國香織:文/宇野亜喜良:画・アートン・2004年刊)
大人を冷静に見つめる少女の視線。奔放でセクシーで魅惑的な母。宇野亜喜良の絵が、物語の深みへと引き込む、香気漂う小説。
『パーク・ライフ』(吉田修一著・文春文庫・2004年刊)
公園にひとりで座っていると、あなたには何が見えますか? スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは、地下鉄で僕が話しかけてしまった女だった…。何となく見えていた景色が切ないほどリアルに動き始める。日比谷公園を舞台に、男と女の微妙な距 離感を描き、芥川賞を受賞した小説。
詩:草野心平「秋の夜の会話」
『あたりまえだけど、とても大切なこと—子どものためのルールブック—』
(ロン・クラーク著・草思社・2004年刊)
人間の生き方、他者との関わり方、人生の楽しみ方に関する、初めてのルール集。一見、「そんなのあたりまえ!」と思えることを、多くの子が今、誰からも教わっていない。著者は、アメ リカで最も人気の高い小学校教師。さて、どんなルールが展開されるのでしょう?
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