こんにちは。
奈良・生駒で「カウンセリングルーム沙羅Sara」を開設している葛原昌子です。
先日、自分の研鑽(けんさん)のために、
大学の先生が講師のセミナーに参加したのですが、
ご自分の行ったカウンセリング自体を動画に撮っていらっしゃって、
それを研修の一部として見せていただける、というものでしたが、
もちろん参加者は、臨床心理士をはじめ心理の専門家で、
守秘義務を守る誓約をしてからの参加なので、
そして、ご講義される大学の先生も、
クライエントさんに撮影許可等の「研究協力」の同意を得られてからでないとこんなことはできないので、
それら全て、「何ら問題がない」状況なのですが、
私が驚いたのは、そのカウンセリングの回数と期間。
どのくらいの取り組みだった、と思いますか?
ある心理療法に基づいた取り組みだったので、終了まで1クール30回。
1回50分で、週1回ペース。
私は思わず、質問しました。
「1回の料金はおいくらですか?」
1回12,000円です、と率直に答えてくださいました。
すぐさま、私は計算して、
12,000円×30回=36万円!
しかも、30回÷4=7ヶ月半。
動画撮影ややり取りの公表に対して同意する
「研究協力」に応じた、ということで
5,000円×30回=15万円。
私のカウンセリングは1回15,000円で提供していて、
5ヶ月7回コースも、それに準じた金額で。
クライエントさんからしたら、
「とてもお得」に、しかも「短期間」で。
…そうでした。
臨床心理士の資格を取ろうとして、
心理系の大学院入学を目指して、
高校を早期退職後、1年間、
受験勉強のために大学の「単位履修生」として通ったのですが、
授業は面白く、先生方はとても親切で、
けれど、大学で展開されるカウンセリングは、
解決に1年から3年もかかる代物(しろもの)で、
それで、悩んだあげく、大学院には行かないで、
急遽(きゅうきょ)、カウンセリングルームを開いたのでした。
そんなあれこれが走馬燈のようによぎり、
なんだか、カウンセリングルームを開いてからの来し方を
振り返ることになりました。
この金額はカウンセリングとして、高いだろうか?
でも、コースとして、5ヶ月で何らかの結果を出すには、
これも必要、と思ったものにアロマがあります。
アロマを使わなければ、
お茶なんか出さなければ、
お菓子などを出さなければ、
もっとコストが掛からなくていいんじゃないの?
料金も下げられるのではないの?
他のカウンセリングルームは、そんなことしていないんじゃないの?
母にそう言われて、でもね、と。
なんか、そうしたいの…
そうする必要があるように思うの…
うまく言えないけれど…
そんな風にして駆けてきた3年間でした。
金額の高い低いは、人によって違いがありますから
一概には言えないことですけれど、
でも、最先端の大学教授によるカウンセリングで、
しかも、「うまくいっている」カウンセリングがそんな風だとしたら、
3年前の「大学院に行ってからでなくて、もうカウンセリングルームを開いたらいいんだ!」
と思い立った自分をなんだか褒めてあげたい気分になりました。
<追記>
このコラムの紹介をメルマガで送った後、来られている方から次のようなメールをいただきました。
「この前のメルマガに、お茶やお菓子、アロマのことを掲載されていたと思いますが、私は、救われた思いでいるというのが正直なところです。
アロマを選び、マッサージをして頂いて、お茶を選び楽しませて頂く。お菓子は、持ち帰らせて頂いてますが、しんどい時にお菓子を見て大丈夫と思える。
ひとつひとつが、自分のためにいいんですよ、選んで大丈夫、自分を大切にしても大丈夫と心がとき解かれていくように感じて、最近は自分のために何かご褒美をあげてもいいかな、いいんだよねと素直に思えるようになっています。
いくら言葉を尽くして、「自分を大切にしてね」と言われても、受け入れること自体に抵抗がある私には、とても大きなことです。
形にして、何回と同じ場面が繰り返されていく中で大きく変わり始め、変われるかもしれないと感じています。」
…なんだか、私自身が救われたような気になりました。
ありがとうございます。