こんにちは。
奈良・生駒でカウンセリングルーム沙羅Saraを開設している葛原昌子です。
お子さんの不登校でお悩みの場合、
多くはお子さんとの距離が、適切でない、ことが多い。
そうですね。
親子のキョリが近すぎる。
その「近さ」はお互いが息苦しくなるぐらい、なのに
お母さんの方が気づいてないことが多い。
お子さんとの関係を改善していくのに、
適切なキョリを取ることを学ぶのに、
お子さんに言いたくなったことを、
「気づきノート」に書いてもらう。
そして、実際にはお子さんに「何も言わない」ことを実践していただく、のですけれど、
これがなかなか至難の技、で。
先日来られたお母さんは、「何も言わない」でいられた一週間後、
つい、「口出し」してしまって、
お子さんの思わぬ「反撃」にあって、それで気づいたことがある、と言われました。
それは何だと思いますか?
お子さんの「反撃」は、ご自分が仕掛けたから、始まった、ということ。
それに気づきました、と言われました。
「自分が仕掛けた」という言い方が面白かったので、
もう少しお聞きすると、
ご自分の関わり方が上手じゃないから、
子どもがいきなりキレたようになった。
そんな自分の関わり方を見つめるために、
子どもには何も言わないようにして「気づきノート」に書く、
取り組みをしたんだった。
なのに、一週間しかできなくて、失敗してしまった…。
うん。それは「失敗」かもしれないけど、
大事なことに気づけたんなら「失敗」ではない。
その大事なことって、「自分の関わり方で、一連の子どもの反応を引き出している」という自覚。
それが分かれば、ただ、「関わり方」を学べばいいだけで。
そういう「納得感」があれば、口出しするのも、もう少し待てるようになる…。
いいんです。頭で分かることが、
実際の行動に結びつくまで、時間が掛かる。
そんなご自分を待ってあげたらいいんです。
あ、失敗した! と思ったら、
「なんてこと!」と自分を責めないで、
「いいよ、いいよ」と許してあげる。
そんな自分への受け入れが、
自分とは異なるリズムを持つお子さんを受け入れること、につながり、
待ってあげられるようになる。
「思わしくない」子どもの反応は、もしかすると、上手な関わりをしてないせい?
と思ったら、子どもとの適切なキョリを学びに来られませんか?