こんにちは。
奈良・生駒でカウンセリングルーム沙羅Saraを開設している葛原昌子です。
職場のお悩みで来られている方が、1回目のカウンセリングで、
見違えるほど元気になられたのですが、
その1週間後の「報告メール」で、
「上司に自分を信頼してほしいと言えるほどの私? と自信がなくなって」
不安になることがあったのだ、と書いてこられました。
私はすぐさま、何とお返事した、と思われますか?
「そうですか…不安になる気持ちがあったのですね。
しかし、そのことによって、まず何より大事なのは
ご自分の自尊感情である、ことに気づくことができましたね?
その自尊感情は、誰かに『認めてもらう』ことがないと生まれない、
のではありません。
誰もそうと認めなくても、
ご自身が信じ、認めることで生まれるもの、それが自尊感情です。
だから、まず、あなたがご自分を、信じてあげないと。
『違う、そんな風に扱われていいはずない!』
そう思うあなたを、抱きしめてあげてくださいね。」
そうなんです。誰かに認められて、ではなく、
自分の存在を、まず自身が認めてあげること。
そうは言ってもなかなか…と思うときには、
理不尽な扱いに涙するご自分を抱きしめてあげること。
「そうだよね。そんな風に扱われていいはずないよね。」
その辛い気持ちを、そのままに受け入れてあげること。
そうして、決して「なかったこと」にしないこと。
「なかったこと」にするということは、
血の涙を流しているあなた自身を無視することだから。
理不尽な扱いを受けて、傷ついているご自分を
自分もブスブス、ナイフで刺すような行為はやめましょう。
それだけで、事態は随分変わってきます。
その方からはすぐさまお返事が来て、
「ホントにそうですね! 自分自身を信じてあげないと!
パワーが湧いてきました。」とありました。