大阪・奈良 生駒駅徒歩6分の心理カウンセリングルーム
オンラインでも受けられます
教員歴31年の独自メソッドで、超短期で不登校、夫婦関係、親子関係、職場の人間関係などの悩みを解決
全く効果がなければ返金保証いたします
生駒市元町2-4-20
  1. コラム
  2. 読むカウンセリング
  3. 親子関係
  4. めげない自分の作り方
 

めげない自分の作り方

2020/10/21

こんにちは。

 

奈良・生駒でカウンセリングルーム沙羅Saraを開設している葛原昌子です。



今回は、少し、自分の話をしたくなりました。


私は両親との関係において、なかなか「しんどい」ものがありました。


このコラムではその経験を通じて得た、めげない自分の作り方について書いてみました。

親が設定した明確な進路



両親との関係において、なかなか「しんどい」ものがあったと言うのは、

両親には、私に望む「明確な未来像」があったからです。

「跡取り娘」として、ずっと同居していきたい。

仕事は、地元の小学校に勤めてくれてたらいい。

だから、県外の大学になどやらない。

教職を取れない学部にはやらさない。

…非常に明確な進路設定、でした。


いえ、何も恨んでいるのではありません。

自営業をしていて、一家の大黒柱が病気したり怪我したりすると、

たちまち家庭が大変なことになるのを見てきた父は、

これからの時代、女性もきちんと仕事をして収入を得ることの大切さ、をしみじみ感じて、

娘の私に、そのような生き方を望んだのです。


それは、確かに有難い指針でした。

ありがたく無かったのは、生きる場所や生きる手段を限定した、ことです。


生きる場所として両親の元で、生きる手段として小学校の教員として。

私には「選択の余地がない」進路設定


それが私の「望んだこと」であるならば、何の問題もなかった、と思うのですが、

私には、「選択」の余地がなかった。

つまりは、「お仕着せ」であったわけです。


親が、子どもにあれこれ望んでしまうのは、ある意味、仕方がないこと、と思います。

しかし、「親の願い」を子どもに打ち明けてしまったならば、

(そう、「願い」を口にしないでおく、賢明な選択もあります)

親は待たないといけない。

その子が、自分でどういう選択をするのか、を。

そうでないと、親の願いを押し付けることになる。



私の両親は、「親の願い」を押し付けることに何のためらいもなかった人たちで、

それは、自分たちがそのように「親の願い」を押し付けてこられたからで、

そして、そのことに何の疑念も感じてこなかったからで。

(これを「世代間連鎖」といいます。)



ところが、私は違った。

私は、子どもの頃からずっと息苦しかった。

本当に(物理的に)、真綿で首を締め付けられているような息苦しさをずっと感じていた。

私はもっとラクに息がしたかった。

あなたの育つペースは、あなたが決めていい


これ以上、両親に「異議申し立て」しなかったら、

私は窒息死してしまう、と思った。

しかし、両親という「山」は巨大で、どうにも動きそうになかった。

だから、かろうじて、私は言い始めた。

「私は、そうは思わない。」



それは、反論にすらなっていなかったけれど、

少なくとも、同意しているわけではない、ということの

意思表明だった。



「反論」できなくてもいい、と思うのです。

今できることが、「異議申し立て」だけであっても。

まだ、説明できないなら、「違う」とだけ、言っていたらいい。

どんな風に言えば、相手に伝わるだろう…と、その後ゆっくり、自分のペースで

考え続ければいいんです。



私は、その後、母から「変な子」だと、レッテルを貼られてしまいましたが、

それでも! 何も言えない私であるより、ずっとよかった。



私はその時、「私のペースで育っていくこと」を選択したのだ、と思います。

そうです。学校に通っている間は学校のカリキュラムがある、でしょうけれど、

そんな時だって、何も全て、そのカリキュラムに従わないといけない、などということはない。

あなたの育つペースは、あなたが決めていい、と私は思います。

カウンセリングルーム 沙羅Sara

あなたはあなたのままで大丈夫。ひとりで悩みを抱え込まないで。

明けない夜はありません。

電話番号:090-7594-0428

所在地 : 生駒市元町2-4-20 

営業時間:10:00〜19:00

定休日 :不定休

ルーム案内・アクセスはこちら