こんにちは。
「うつ状態になったら、『無理せず休みましょう』って心療内科の先生に言われて、
一日休んで元気を取り戻そうとはしたのですが・・・
回復しないんです」
私のところに相談に来られたクライエントさんとのお話です。
平日は、重い身体を起こして、仕事に出掛けていても、
週末になると、ベッドから出ることができない。
でも今日は仕事じゃないし、いいやと思って、
そのまま身体を横にしていたら、
ますます気分の落ち込みがひどくなった、というのです。
「休むつもりだったのに…どうして休めないの?」
実は休み方にもコツがあるんです!
上手な休み方をご紹介しましょう。
2ステップあります。
ステップ1 「動けるようになる気分」を待たない
「『動けるようになる気分』を待たない」と聞いて、えっ?と思いませんでしたか?
これは、「もう動けない…」「動けないからどうしようもない…」と、
ベッドに横たわったまま、「自分が動く気になるまで、待っていること」を
やめましょうということです。
だって、「動く気分」なんて、そんな簡単に生まれませんもの。
自分が、動こうという気になるのを待っていても、
どんどん時間ばかりが過ぎていきます。
そうしたら、よけい焦ります。
だから、「待っていてもダメだよ」と思うことです。
え?!それだけ? そう。「待っていてもダメだよ」と自分に言ってあげましょう。
「気分が変わる」ことを待つのではなく、「動く」ことで気分を変えるのです。
ステップ2 「できるところまででいい」と自分を許してあげる
とても動く気分ではないでしょうけれど、ほんの少しでも、できることを始めましょう。一歩でもいい。二歩でもいい。
たとえば…
「コーヒー、いれて飲もう。」でもいい。
それには、まず、身体を起こして。
できたら、「やったじゃん!」と自分を褒めてあげる。
リビングまで身体を運ぶ。
「できるところまででいいからね。できるところまででいいから、やってみようか…。」と自分を励ましながら、まず一歩、を踏み出す。
こんな感じでしょうか?
そんな、大げさな、と思うかもしれません。
でも!「千里の道も一歩から」というじゃありませんか。
普段は何でもない距離でも、「気持ちが滅入ったとき」には、
とてつもなく遠い距離に変貌します。
だから、一歩を踏み出せば、また次の一歩につながります。
「できるところまででいい」というのも「白黒思考」から脱出する方法ですね。
「白黒思考」というのは、「全か無か(all or nothing)」「0か100か」といったもので、
ものごとを「きちんと最後まで、完全にできなかったらダメだ」と
途中までできることも認めないので、結果、動けなくなります。
「白黒思考」からの脱出は、準備しておくと、
いざというときにとても心強い「助け」になります。
そして、「なんとかできた」という経験は自分への自信となります。
けれど、「白黒思考」を止めようとして、上手くいかなかった失敗経験を持つ人は、
「どうせやっても無駄だ」と将来に対しても悲観的になります。
なかなかひとりではうまくいかないことがあるかもしれません。
そんな時には、カウンセラーと一緒にやってみませんか?
あなたにとっての「効果的な声かけ」が見つかりやすいですよ。
うつ気分で動けない状態からの回復が格段に早くなります!
さらに、今後も同じようなしんどい状況になったとしても、
「自分ならまたクリアできる」という自信がついてくるのです。
ぜひ、カウンセリングで修得してくださいね!
カウンセリングルーム 沙羅Sara
あなたはあなたのままで大丈夫。ひとりで悩みを抱え込まないで。
明けない夜はありません。
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