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受験生になりきれない中3生への接し方

2018/12/05

こんにちは。

 

奈良・生駒で「カウンセリングルーム沙羅Sara」を開設している葛原昌子です。




12月ですね。

私学の入試は2月。

だというのに、いまだに勉強もせず、

学校も休みがちで。



そんな中3生を連れて、相談に見えた方がいらっしゃいます。



つい最近、とある私学の「入試説明会」に親子共々参加して、

親子共々「ここ、いいね」という話になって、

不登校の中学生も受け入れてくれる、という説明まで受けて、

帰ってきたのだそうです。

「そうなの? 

不登校でも、受け入れてくれるって、それはよかった!

入試は何があるの?」そう聞くと、

国語・英語・数学の3教科だと答えてくれました。

で、説明会から帰ってきて、

相変わらずのゲームの日々、だとか。

さて、どうしたものでしょう?


「入試日は?」と聞いても

正確に答えられない。

1、入試日を確認する。

と紙に書き出しました。

「入試は、ね、学校によって入試問題が違ってるから、

その学校の過去の入試問題を解く必要がある。

それで、今の自分が、どのくらい解けて、

合格ラインまで、何点ぐらい足らないか、

知る必要がある。」と話しました。

2、過去問を入試の時のように、時間を計って解く。

3、採点する。

4、合格ラインとの差を確認する。

「それから、自分が何が分かっていて何が分かってないか、

知る必要があるね。」

5、自分の苦手分野、理解不足の箇所を知る。

「でもね、2月初めに入試日が来るなら、

あと2ヶ月なんだよね。

本当は、苦手な分野を網羅するのがいいんだけど、

そんな時間は、おそらくない。

とすると、ちょっと勉強すれば、点数が取れるところに

絞り込んで勉強するしかない。

とにかく、合格ラインを越えないといけないからね。」

6、残り時間を勘案して、マスターできそうな分野から取り組む。



そう話しながら、カレンダーを見せて、

「で、いつから始めるの?」と問いました。

これが、なかなか返事が返らない。

40分は待ちました。

出てきた答えは「…気が向いたら。」



「気は向かないよ、しんどいことだから。」

と私は言いました。

「不登校でも、受け入れてくれる、というのは、

嬉しいことだけど、でも、入試があるんだよね?

受験すれば、全員が合格するということではないよね?

それでも、取りかかれないのは、何が心配?」



よくよく聞き出したら、やはり、

自分の今の状態だと、まともに点数が取れない

のが、判明するのが怖いらしい。

「まあ、周りの友達と比べたら、しんどくなるよね。

でも、人と比べて、自分は…と思うのではなくて、

今の自分は、ゼロに近い位置にいると分かったら、

そこから少しでも、1つの単語でも覚えたら、

ゼロじゃなくなるでしょ?

プラス1でも、プラス2でも、

やればやるほど、ゼロから離れていく。

そうじゃない?」



「勉強しなさい」と言われることはあっても、

自分で決めて、自分で取りかかる、

という経験はなかったようです。

「決めても、できるかどうかわからない…。」

と言うから、

「決めたら、やるの!

自分との約束を守っていくことで、

自分を信じることも、自信を持つことも

生まれてくる。

そうやって、自分の人生を切り開いていくんだよ。」


入試はすごいストレスかもしれませんが、

でも、自分はどんな風に自分の人生に向き合っていくのか、

を考える機会にすることができます。

お子さんにも、そんな風に語りかけてみませんか?

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