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自分で解決できない問題を他人にパス〜「折々のことば」鷲田清一 #3101〜

2025/02/15
自分で解決できない問題を他人にパス〜「折々のことば」鷲田清一 #3101〜
折々のことば。2024年5月30日の田内学の言葉。

「お金を払うというのは、自分で解決できない問題を他人にパスしているだけなんや」   田内学


鷲田清一の解説。

たいていの事はお金があれば何とかなると思ってきた中学生。
怪しげな風体の男に、お金が力をもつのは「働いてくれる人から選べる」時だけだと言われる。
会社は儲(もう)けないと潰(つぶ)れるが、儲けを目的にすれば長続きしないと。
一人一人が誰かの必要に応えることで社会は成り立つ。
社会的金融教育家の小説『きみのお金は誰のため』から。

 
ふうん、そんな小説があったのか! というのが、まず思ったこと。
「社会的金融教育家」というのも初めて知った。
「社会的金融教育」は、確か、高校3年生を対象に、税務署からの依頼でやったこと、あった気がする。
保証人のこととか、ローンとか、クレジットカードの仕組みを教えた、気がする。
まあ、18歳が「成人」になって、もっと早くから今はやっているかも、ね。
あ、そうそう。今はもう小学生から「金融教育」をするんだっけ?

と思って調べたら。
AIが答えてくれました。

金融教育は、2022年4月の学習指導要領改訂により、小学校・中学校・高校で義務化されました。

【金融教育の目的】

 ・お金の知識を身につけ、自立する力や社会と関わる力を育む

 ・将来の資産形成に向けて必要な知識を得る

 ・詐欺や金融トラブルに巻き込まれる可能性を低減する

【金融教育の学習内容】

 ・お金の貯め方・増やし方

 ・家計管理とライフプランニング

 ・預貯金、民間保険、株式、債券、投資信託などの基本的な金融商品の特徴

 ・収支バランスの重要性

 ・リスク管理

【金融教育の課題】

 ・教員の金融リテラシーのばらつき

 ・教育方法が標準化されていないため、授業内容に差が生じる

 ・外部講師を招いて金融教育を行う場合、内容に偏りが出る懸念

【金融教育のサポート】

 ・金融庁や証券取引所、民間の金融機関などが教育ガイドや教材、講座などの紹介を行っている

 ・家庭でも親子でお金についての話をすることで、金融教育の効果を高めることができる

まあ、ね。【金融教育の課題】に「教員の金融リテラシーのばらつき」って。
そりゃそうでしょ。教員はそんな「教育」受けてませんもの。
でもまあ、普通に「市民生活」してたら、「金融教育には何が必要か」はわかると思うんだけど。
世の中で生きていけるようにするには何が必要か、親が我が子に教えるように、教えたらいいだけで。
それに2022年からまだ始まったばかりだから「教育方法が標準化されていないため、授業内容に差が生じる」って、それもしょうがないこと。

大体にして、テキストも用意しないで「やれ」と言っただけなんじゃないの? と思ってしまう。
総合的な学習の時みたいに。教材作りからやらなければならなかった。
授業以外に、毎週毎週3学年分の教材を用意し、指導案を書いた、そういう1年もあったなあ、と思い出す。
平成15年、42歳の頃。
1年経って、ようやく各学年の「テキスト」が作れた。

まあ、確かに。「外部講師を招いて金融教育を行う場合、内容に偏りが出る懸念」。それは、あるわね。
税務署ぐらいだったら、「ちゃんと税金納めてね」で済むけど。
他の、証券会社とかだったら。リスクを言わないで、やたら投資の話を盛り込むかもしれない。
私の時でも、税務署の要請があったからといって「外部講師」を招かなかった。
…私が、指導案を書いて、授業の組み立てを作ったから。

一方で、税務署に複数人を派遣するだけの人的余裕がなかったと思う。
(その場合は、一人を派遣するのが精一杯となって、そうすると、クラス単位ではなく、学年単位の「講演会」となる。)
でも、会社だったら。絶好のPRの機会と捉えて、人を派遣するかもしれない。

教育の「中立」を守るなら。むやみと「外部講師」は呼べない、わね。
でも教育現場は、そうでなくても疲弊してるから。外部講師に頼りたい!気持ちもわからないではない。
新しいことをやらせるのなら、もっと学校現場に「人の配置を増やす」ことをしないと! と思う。

あ、熱くなって、話が横にそれました。

「お金を払う=自分で解決できない問題を他人にパス」って、言われたらそのとおりだなと思う。
問題を解決したいがために、お金を払うのよね。お金を払って、自分にできない問題を代わりにやってもらう。
まあ、そうだけど。だけど、一方通行だったら、「持続可能」ではない。お金も尽きるもの。
そうすると。自分も何か「人のお役立ち」にならないと、お金を手にすることはできない。

そう考えると、「持ちつ持たれつ」でお金を循環させることで、世の中は成り立っているんだな。
だから、「会社は儲けないと潰れるが、儲けを目的にすれば長続きしない」んだね。
そうそう。「一人一人が誰かの必要に応えることで社会は成り立つ。」って。そのとおり、って思う。

まあ、私が「金融教育」するならば。
「自分が、どういった社会のニーズに応えられるか、ちょっと考えてみない?」と誘いかけて、進路指導に繋げるな。
お金を稼ぐことは大事(自分や家族といった生命体を維持しないといけないものね)、だけど、それだけじゃない。
「お役立ち」を自分で実感しないと、人は続けていけないものなんだと思う。
そういう視点で見た時の、「人ってどういう生き物なんだろう?」という哲学的な視点にも誘(いざな)うかもしれない。

まあまあ。いろんなことができるじゃないの!
根っから私は、そういった「対話」をしていくのが好きなんだな、を再確認した朝でした。(今日は2,200字)

画像は2021年4月12日に撮った、ご近所の玄関先の花壇。
撮ってからだいぶ経つのに、あ、これはあのお宅の、と思い出せるのが不思議。はい、アンジーとの朝の散歩中、でした。

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