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  1. コラム
  2. 沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
 

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
仏教の学び
2021/01/28
知ることは目覚めること〜浅田慈照尼と読む『ティク・ナット・ハンの般若心経』(6)〜  
1月25日。うららかな日差しの午後。
第6章「継続おめでとうー不生不滅(ふしょうふめつ)」を読む。

聴きなさい、舎利子よ、  
すべての現象には、空が記(しる)されている。
その本質は、生じるのでもなく滅するのでもない。

舎利子 是諸法空相 不生不滅

私たちは日々、生と死を目の当たりにしているというのに、どうして観自在菩薩は「生まれることはなく、死ぬこともない」と言ったのでしょう?
では、今から、左から右へ一本の線を引きます。
その線は時間をあらわすものとしましょう。
線の左側は過去、右側は未来だと想像してみます。
その左側にあるひとつの点を「B点」、つまり、あなたが生まれた瞬間の「生」Birthの起点とします。

ところが「B点」と名付けると、もう問題が発生します。
あなたは、生まれる前は存在などしていなかった、「無」の領域に属していた、存在しはじめたのは誕生した「B点」から後だ、と考えます。
さらに、その線に沿って人生を生き、はるか向こうの「死」Deathの「D点」に達するまで、ずっと同じ人間であり続けると信じます。
そして、「D点」に着いたらもう存在しない、と考えます。
〈有(う)〉の世界から〈無〉の世界にふたたび移行することになります。

今度は、一羽のめんどりが卵を産もうとしているところを想像してみます。
その卵は、めんどりが産み落とす前に、すでにめんどりの胎内に存在しています。
同じように、あなたも外界に出てくる前に、お母さんの体の中に九ヶ月間入っていました。
あなたが生まれる「B点」以前にすでに存在していたことに疑いをはさむ余地はありません。
すでにそこに存在しているのなら、わざわざ生まれる必要はないというのが事実です。
でも、もともと存在していないなら、あるとき突如として、存在することはできるのでしょうか?
どうやったら無であることから「何か」になるというでしょう?

じつは、あなたは受胎する前にもうすでに存在していました。
あなたをつくっている要素のうち、半分は父親、もう半分は母親の中にあって、それは遺伝子や染色体だけでなく、思考、信条、資質、才能なども含まれています。
もっとさかのぼるならば、あなたの祖父母や曾祖父母、そのまた両親とその祖父母の中にも、あなたは存在していることがわかるでしょう。
深く観ていくと、あなたは存在していないときなどなかったのです。
あなたのお母さんがあなたを産んだ日は、あなたが生まれた日ではなかったのです。
あなたがそのような形になってあらわれた日に過ぎません。
あなたはいつも存在していたのです。
生まれることはなく、あるのは継続だけです。
あなたが誕生日と呼んでいる日は、本当はあなたの「継続の日」なのです。
今度その日を祝うときは、「継続の日、おめでとう」と言ってみましょう。(pp.68-70)

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絵本の世界
2021/01/25
〜マッティ・ビックヤムサ&・アンッティ・エルヴァスティ作『いっしょに越えよう』〜  
新聞で紹介されていたフィンランドの絵本。
やっと届きました。
帯には「フィンランドから届いた 疲れたこころをときほぐす112のヒント」とあって。

何かちょっと不思議な絵。
フィンランド・ヘルシンキを拠点に活動するイラストレーターのマッティ・ビックヤムサ。
と、同じくヘルシンキを拠点に活動する心理療法士のアンッティ・エルヴァスティ。
この二人による「Cup Of Therapy(カップ一杯のセラピー)」プロジェクトから生まれたそうな。

誰もが日常の中で直面する悩みや辛い状況をテーマに、
ふたりが会話を重ね、マッティがその場でイラストを描き、アンッティが言葉を紡ぐ。
そんなふうにして生まれたのが、この本の112のメッセージ、という。

うーん。どれどれ。

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長田弘の詩
2021/01/23
心のバケツに雨水を溜める〜長田弘の詩「驟雨」(『深呼吸の必要』所収「大きな木」から)〜  
今朝は、なんとなく気が重い。
…これから、ちょっと大きなことを始めようとしているのだけど。
うん。なんとなく。心配なんだね。
何が、ということなく。
漠然と。

この「得体の知れない」怖れをなだめるために。
長田弘の『深呼吸の必要』を開く。

だって。
私に、今必要なのは、深呼吸。

そうそう。
吐く息が大事。
カウンセリングに来られる方にも、そう伝えている。

吐く息が大事。

さて、どれを読もう?
…うん。雨の話。

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絵本の世界
2021/01/21
疲れちゃったら、読めばいい〜ヨシタケ シンスケ作『あつかったら ぬげばいい』〜  
『ねこはるすばん』を書店に買いに行ったら、
横にヨシタケシンスケの『あつかったら ぬげばいい』が置いてあって。

表紙は、またとぼけた感じの男の子が、
シャツを脱いでランニングシャツ姿で。

どこか遠くの方を眺めながら。
「せかいが かわって しまったら
じぶんも かわって しまえばいい」と呟いていて。

この妙な「脱力感」が、
ははは…と乾いた笑いを誘って。
つい。
買ってしまいました。

ヨシタケ シンスケの絵本は、一体何冊買った、だろう?

『りんごかもしれない』から始まって。

…うん、これは、りんごを前にして妙に懐疑的で。

 

『それしかないわけないでしょう』とか。

『おしっこ ちょっぴり もれたろう』とか。

 

何か、すっとぼけてる、のが笑えて。


今回は、さて。どんな感じ?
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絵本の世界
2021/01/19
いったいどこで何してる?〜町田尚子作『ねこは るすばん』〜  
新聞に「SNSや書店で大人気!」という触れ込みの絵本の広告があって。
『ねこはるすばん』と言うんだそうな。

にんげん、でかけていった。ねこは、るすばん。と思いきや……?
猫だってカフェに行くし、床屋で身だしなみを整える。
クスッと笑えていやされる、ねこの絵本。

そんな広告文を見ると、ちょっとそそられて。
え? どんなの? ああ、見たい!

で、早速、蔦屋書店に行ってきました。

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折々の言葉
2021/01/15
大きくなるのは こころがちぢんでゆくことですか〜折々のことば・鷲田清一#2049〜  
2021年1月11日の「折々のことば」。谷川修太郎の言葉。

大きくなるのは/こころがちぢんでゆくことですか/おおきくなるのは/みちがせまくなることですか

鷲田清一の解説、ではなくて、山田馨(かおる)の解説。

「おとな」になるというのが、臆病で、計算高く、護身に汲々(きゅうきゅう)とすることであるならば、「おとな」になるというのが、自分のさまざまな可能性を一つ、また一つ消してゆくことであるならば、「おとな」になんかならないほうがいい?
手放してはならないまっすぐの問い。
詩「おおきくなる」(山田馨編『こどもあそびうた』)から。

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折々の言葉
2021/01/14
何かをしている人〜折々のことば・鷲田清一#2043〜  
2021年1月5日の「折々のことば」。カレル・チャペックの言葉。

歴史は「誰かが何かをなすべきである」と提案する人よりも、むしろ「何かをしている人」を必要とするのです。

鷲田清一の解説。

時代の課題を指摘する時は雄弁なのに、いざ誰がその実行にあたるかとなると想像力もとたんに貧弱になると、チェコの作家は言う。
「問題はそんなに単純ではない」とまた指摘を重ねるのだが、必要なのはそれぞれの生きる場所で、課題を一つ一つ具体的に解決してゆく覚悟だろう。
『カレル・チャペックの闘争』(田才益夫訳編)から。

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ゲシュタルト療法
2021/01/12
自分という新たな認識をしていくための創造〜2021年ファシリテーター集会 第3日目〜  
2021年ファシリテーター集会第3日目。午前中はメキシコのミゲル・マリン博士の講義。
タイトルは「支援(援助)、責任と力」。

最初に「実存哲学、それは自分の存在に対して責任を負う必要があります。」というフリッツ・パールズの言葉の紹介があって。
実存主義哲学を中心に据えて、今日の講義は行われる、という位置付けがうかがえた。

ご自身のゲシュタルト療法との出会いから、話は始まる。(以下、ミゲルさんの言葉を☆印で列挙していきます。)


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ゲシュタルト療法
2021/01/11
あなたのスーパーパワーは何ですか?〜2021年ファシリテーター集会 第2日目〜  
2021年ファシリテーター集会。2日目の午前中は、ブラジルのファシリテーター、パトリシア・ヤノさんの講義。
パトリシア・ヤノさん。お名前からもわかるように日系ハーフ。お母さんが日本人なのだそうな。
名古屋市立大学院に留学経験あり。日本語を話されるので、通訳なし。
(調べてみると、名古屋市立大学研究紀要に論文があって、タイトルは「トランスナショナルな移住を経験している家族 : 日系ブラジル人家族の現在状況」。)
現在は、ブラジルの大学でゲシュタルトを教えておられる。

今日のContentsとして、4つが提示された。
1 ブラジルのパンデミックの今の状況
2 ブラジルでのゲシュタルトの歴史
3 現在のブラジル・ゲシュタルトのバックボーン
4 ゲシュタルトセラピストになるための道

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ゲシュタルト療法
2021/01/10
暗闇の中の対話〜2021年ファシリテーター集会 第1日目〜  
2021年ファシリテーター集会が1月9日から始まりました。
今回はコロナ禍でオンラインでの開催。

最初に、日本ゲシュタルト療法学会の顧問でもあるアンセル・ウォルト博士の基調講演。
今回の集会のテーマは「Dialogue in the Darkー暗闇の中の対話ー」。
そのテーマに併せたミニワークも途中にあって。
目を閉じ、両手で自分の顔を覆って、「暗闇を体験する」ことをしました。

その後、二人ペアになって各自の部屋に分かれるのだけれど。

そこで私が語り出したのは、「長く暗闇の中で居られない私」でした。

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折々の言葉
2021/01/09
「場に入り込む」ことが先〜折々のことば・鷲田清一#2045〜  
2021年1月7日の「折々のことば」。田附勝(たつきまさる)の言葉。

撮影することが仕事だけれども、その前に「場に入り込む」ことが先だと考えている。

鷲田清一の解説。

幕末から明治にかけて全国を放浪した絵師・蓑虫山人(みのむしさんじん)(土岐源吾)に魅せられた写真家は、その足跡をたどる旅の中で、山人と自分、2人の存在がシンクロしてくるのを感じる。
地の人々の暮らしの中に身を挿(さ)し込むことでようやくそこに沈澱する何かが撮れるようになる。
山人の絵に漂う「優しさ」の正体もそこにあったと。
『蓑虫放浪』(文・望月昭秀)の「あとがき」から。

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仏教の学び
2021/01/08
安らぎと思いやりは自分自身から始まる〜『ブッダの<呼吸>の瞑想』お茶会〜  
エクササイズ6「心をいたわり解放する」

九 息を吸いながら、心に気づく。息を吐きながら、心に気づく。
十 息を吸いながら、心を幸福で満たす。息を吐きながら、心を幸福で満たす。
十一 息を吸いながら、心を集中させる。息を吐きながら、心を集中させる。
十二 息を吸いながら、心を解放する。息を吐きながら、心を解放する。(pp.141-142)

月に一度の『ブッダの<呼吸>の瞑想』お茶会。
今月はエクササイズ6「心をいたわり解放する」を読んでいくことになりました。
これは、「日常のなかで生かせる七つの瞑想法」という章立ての6つ目で、
「十六の呼吸による気づきの瞑想」に添って、16を7段階に分けて解説されています。

今回は、アンジーはお留守番。

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長田弘の詩
2021/01/07
初詣のたのしみは真夜中の自由〜長田弘の詩「初詣」(『深呼吸の必要』所収「大きな木」から)〜  
2021年のお正月も終わった。
まだ「松の内」(関西では15日)ではあるけれど。
今日は七日。「七草粥」の日だ。

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。

あ、言えた!

それから、おもむろに『深呼吸の必要』を開く。
今朝は…やっぱり「初詣」。


  「初詣」    長田弘

 冷たい風がゆっくりと鐘の音をめぐらして
いる。遠く、電車の走ってゆく音が聴こえる。
家々のあいだを折れてゆく道に、親しげな人
の声がひびく。もう夜半をすぎたのに、あた
りの気配のどこかに、まだ日暮れてまもない
ような騒がしさがある。くろぐろとした屋根
がつづくむこうに、夜の街の空が明るい。す
べて遠くのものが近くかんじられる。
 おおきな闇をつくっているおおきな夜の樹
の下をとおってゆく。篝り火の焚かれたちい
さな境内につづく石段を上る。手に破魔矢を
もったジーンズの娘と若者が、石段の途中に
坐って、星を算えている。初詣のたのしみは、
真夜中の自由。絵馬。土鈴。護符。木の枝に
きっちり畳んでむすばれたおみくじ。ごくさ
さやかなもの、むなしいけれど、むなしさに
あたいするだけのいくらかの、ひそかな希望
を質すための。

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折々の言葉
2021/01/05
百パーセントの真理〜折々のことば・鷲田清一#2041〜  
2021年1月3日の「折々のことば」。ジークムント・フロイトの言葉。

百パーセントのアルコールがないように、百パーセントの真理というものはありませんね。

鷲田清一の解説。

オーストリアの作家、ツヴァイクは、友人でもある精神分析家がふと口にしたこの言葉が忘れられない。
《無意識》という暗部にメスを入れたフロイトにとって、不快だ、危険だという理由でそれに蓋(ふた)をすることはありえなかった。
人は認知も制御もしえないものを内蔵するからこそ、つねに覚醒を心がけねばならないのか。
作家の回想録『昨日の世界 Ⅱ』(原田義人訳)から。

続き
アンジーとの暮らし
2021/01/04
アンジーのてんかん発作  
ふと目が覚めて、時計を見たなら、午前2時半過ぎ。
「おお、丑三つ時だ」と思い、ふと横にいるアンジーの様子がおかしいことに気づく。
「ん? アンジー、どうした?」声を掛けながら、抱き上げる。

震えている。
あ、てんかん発作が始まったな、と思い、急ぎ、マナーベルトを着ける。

1歳になる前にてんかん発作が始まり。
アンジーのは下半身が動かなくなる。
一生懸命歩こうとするけど、まるで動かなくて「足摺り」になる。

30分ほどしたら、収まる。
けれど、びっくりしたアンジーは失禁したり、吐いたりする。

今回は吐かなかった。
抱っこされているから、ママに悪いと思ったかもしれない。
…そんなの、いいのに。
ママは強いんだよ。

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カウンセリングルーム 沙羅Sara

あなたはあなたのままで大丈夫。ひとりで悩みを抱え込まないで。

明けない夜はありません。

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