ダニー・ネフセタイさん。イスラエル生まれの、元イスラエル兵士。
本当は。2年前に会うはず、だった人。
喫茶みりあむを会場としてお話にこられるのを楽しみにしてたのに、私が体調を悪くして、行けなかった。
とてもとても残念だった。
今回は。ひょんなことから、チラシを手にして。
行こう!と思って、早速主催者に電話して、席を確保した。
お話は、非常にわかりやすかった。
どうして戦争しちゃいけないの?
答えはシンプル。
だって、あなたと同じ「人間」だから。
夢もあり、家族もいて、希望を持って生きていく存在だから。
その可能性を踏みにじっちゃいけない。
あなたが、あなたの夢や願いや、を大事にするように、相手の夢や願いや、を大事にしないと。
敵か味方か、ではない。
いるのは、同じ「人間」どうし。
そういうシンプルなメッセージがとても分かりやすかった。
「例外」はない、んだと。
ぐちゃぐちゃと条件をつけて、話す内容ではない、と。
そうね。…そうだわ、本当に。
それに。「兵器」がどれほどの環境汚染をもたらしているか。
どれほどの「税金」を使っているか。
なんだったっけ? ジェット機1機1時間で、600万円ものお金を使う?
燃料代と整備費用。
私たちの1年間の労働が年収400万円が平均、というのに。1時間でそれを軽く超える、という例示の仕方は。
具体的でイメージしやすい。
ブルーインパルス。一度に5機も飛んで、空に大きくアクロバット飛行して、色付きの排気跡を残す。
おお! 600万円×5=3,000万! 一瞬にして消え、そして大気汚染が残る。
なんという贅沢! なんという無駄!
私たちは。税金の使われ方に、もっと敏感にならないといけない。
教育や福祉に使うお金を、兵器を買うお金で奪ってはならない。
本当に、そう思う。
私たちは、殺されたくないのと同時に、人を殺したくない。
だから、相手を敵か味方か、で考えるのではなく、同じ「人間」として見ていかないといけない、という主張は分かりやすい。
自分と同じように、夢や願いを抱えて生きている存在、と思えば。
なんとか、共に生きる道を探れる、気がする。
「問答無用」なのではなく、とにかく話をする必要がある。
相手の存在を消せば、「問題解決」なのではなく、どうやって「折り合いをつけるか」が全てだ。
そうそう! めんどくさい、のよ。
だから、心に余裕が必要。自分も追い詰められてたら。相手の立場には立ちようがない。
まずは。自分の心の平安を創らないと、と思う。
ダニーさん。本の帯に、
次世代に豊な地球を引き渡すために、大人の責任として戦争をやめるにはどうしたらいいのか。
そのカギになるのが、敵に攻められないよう「抑止力」を持つ、「武器による平和」という理屈からわたしたちが卒業することです。
それは、決して非現実的でも「お花畑」のような考えでもなく、逆に極めて現実的であることを、皆さんに実感を持って受け止めてもらうために、わたしの体験を参考にしていただけたら幸いです。
とある、会場で買った『イスラエル軍 元兵士が語る非戦論』をまずは読みますね。
読んで、その感想を申し上げたいです。待っててくださいね。