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自分ではない誰かの言葉〜「折々のことば」鷲田清一 #3050〜

2025/02/09
自分ではない誰かの言葉〜「折々のことば」鷲田清一 #3050〜
折々のことば。2024年4月7日の青山ゆみこの言葉。

言葉になる前にすでにあった思いのようなもの。
それに触れてくれるのはぽつぽつと語られる、自分ではない誰かの言葉  青山ゆみこ


鷲田清一の解説。

原因不明の心身の不調に押し潰されそうだったフリーの編集者・ライターは、雑談のようなお喋(しゃべ)りの機会にずいぶんと救われたと言う。
自分では言葉にできないものをそのままそこに置けた。
天秤(てんびん)は揺れることでバランスを保っている。
人もまた、自分が揺れることで否定的に考えなくていいんだと。
『元気じゃないけど、悪くない』から。


昨日から、河田真誠(しんせい)さんの「問活ー個性を活かす質問活動ー」の「問活パートナー養成講座第10期」を受講しに、東京に来ている。
本当は。私は昨年4月に8期で受講済み、なんだけど。
今回は35年前の教え子が受講するというので、私も一緒に再受講で参加した。
昨年の講座が刺激的だったので。1年経って、もう一度聞いたならば、また違う何か受け取るものがある、気がして。

それで。2日間の講座の半分が終わったところ、なんだけど。

昨日の講義の中で。
「どうすれば、人は成長しますか」という「問い」に対して。
受講者はそれぞれ自分で考えて、それを3名のグループの中でシェアする、んだけど。

私の考えたこと。
・自分の中で「そうか! わかった!」という経験を重ねること。腑に落ちる経験をすると人は変わる。変わる中で次が見えてくる。その連続。

グループの中の人が考えて、いいね!と思ったこと。
・現状を全て自分の選択の結果だと受け入れて次の挑戦をする。
・丁寧に振り返る
・自分にとって大変なこと(=自分が没頭できること)をやる。

真誠さんが考えたこと。
 ① 「何のために」を考える
   「何のために」がわからないと目標が立てられない。なぜなら、「お金」を得ることは手段だから。
 ②自分で選ぶ
   自分で選べば「やりがい」になるけど、人から与えられたら「苦労」になる。
 ③カベ(これは欠かせない要素)
   昨年の自分ではどうしたらいいのかわからない、のが「カベ」。
   カオス(混沌)とも称される。「どうしよう?」となることが大事。
 ④ 「自分でできること」と「他人の存在」
   自分でできることは「やり続ける」「検証する」「方法を変える」「価値観を変える」こと。
   他人がいないとできないことは「広げてもらう」「応援してもらう」こと。
   つまり、「バカのカベを越える」には、シェアする他ない。
   

真誠さんは、「僕の考えたことを言うね。参考にしてください」とは言うけど、「正解」だとは言わない。
「正解は、ない」と言い切る。
それがいいと思う。

私は、話を聞いていて。
「自分と向き合うこと=質問に答えること」と、「人と話す=シェアしてヒントにする」ことと。
これは、私がカウンセリングでやっていることだ! と気づいた。

「気づきノート」で。たとえば、お困りの人間関係がある場合、その人とのやりとりをノートに書いてもらう。
やり取りだけでなく、なぜ、その時、そんなふう(な、言葉で、態度で)にその人に「返した」のか? という「気持ち」も一緒に。
そうすると。
それだけで、「あ!」と気づく人もいる。何に「気づく」のかというと、お困り人間関係にはいつも陥るパターンがあること。

いつもハマる「パターン」から抜け出るには、なんらかの「反応」(=その人への「対し方」を変えるしかないんだけど。
その方法について、「こうやったらいい」に気づく人もいるけど、それは少数派。
多くはカウンセリングの場で一緒に考えることになる。
つまりは。
「自分と向き合うこと」+「他の視点(=カウンセラーの視点)」を併せて、お困り解決を探っている、ということ。

そして、私もあくまで「提案」なので。
「これは、どうですか?」と聞いてみて、「まこさん、ちょっとできそうにない」と言われたならば、また別の道を探る、というのも。
「正解はない」から出発していることだということ。

なんだか、いろんなことがストンと腑に落ちて。
ああ、そうだ。間違ってない、と思えたことでありました。

まあ、それでも。
「私の提案」が受け入れられる、のは。
元からご自身の内(なか)にあった、「言葉になる前にすでにあった思いのようなもの。」だから、でしょう。
それを私が言葉化しただけなんだ、と思う。
だから、私は私のセンサー(=言葉になる前の思いを感じ取るもの)が十分な働きをするように、私の状態を整えておかないといけない、ということでしょう。

そんなことを。
この「折々のことば」から考えた、夜明け前。(今は朝の5時。)
講座はまだ今日あります。さて、今日はどんな展開? が楽しみです。(今日は1,900字)

画像は、引き続き2016年4月に撮った馬見丘陵公園のチューリップ。
並んで咲いているけど、よく見ると、それぞれが思い思いの方向に咲いていて。
それでいいことだ、それがいいことだ、と思ったことでした。

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