2日ほど前、スーパーの店頭にスイカの切り売りが出てて、あ、スイカだ!と思って買ったのはいいけど、…買ったことすら忘れて、昨夜、母に「冷蔵庫にスイカ、あるけど。」と言われて思い出しました。
この頃、「お年頃」でいろんなこと忘れます。
夕ごはんのあと、切り売りのスイカをさらに半分にして(半分は母の分)、食べ始めたら杏樹(アンジー)がやってきて、「何? 何? 何いいことしてるの?」と興味津々で、食卓テーブルの椅子に座っている私の膝に前足を掛けて、伸び上がって「おねだり」するのです。
人間のご飯は貰えないと分かっているのでおねだりしませんが、果物はもしかすると…と期待値マックスで迫ってきます。
アンジーがまだ小さかった時、1年間、ベネッセの「いぬのきもち」という雑誌を買っていました。
その時の付録に「食べていいもの悪いもの」の小冊子が付いていて、これがとても便利なんです。
「ちょっと待ってて、アンジー。調べたげる。…えっと、スイカは◯やわ。」と母。
スプーンで掬ったものをさらに小さくしてアンジーにあげたら、シャリシャリといい音立てて食べました。
「もっと。もっとちょーだい!」
前足を膝に掛け、もう片方の前足を手招きするように動かして、おねだりします。
そのうちもうなくなって、ほんの少し、赤いところが残っているだけになりました。
もうスプーンで掬わなくても…と思ってスイカをそのままアンジーのごはん用のお茶わんに載せました。ちょっとでかくて、お茶わんからはみ出ました。
アンジーは近づいてきて…これ、どーするの? って感じで、首を傾げて眺めているだけなのです。
「アンジー、ガブっていくんだよ」と言っても動かない。
仕方なく、スプーンで少し残った赤いところを掬ってお茶わんに入れたら、シャリシャリとまた食べ始めました。
「なんとまあ…おぼっちゃまなの⁈」
ママはばあやではありませんよ、アンジー。
…いや、ばあやの年か…と思いながら、やっぱりカホゴ…とちょっと反省しました。