大阪・奈良 生駒駅徒歩6分の心理カウンセリングルーム
オンラインでも受けられます
教員歴31年の独自メソッドで、超短期で不登校、夫婦関係、親子関係、職場の人間関係などの悩みを解決
全く効果がなければ返金保証いたします
生駒市元町2-4-20
  1. コラム
  2. 沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
 

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
ゲシュタルト療法
2017/05/02
ゲシュタルトのワークショップ〜マイク・リードさん〜(3)  
初日の続きをもう少し。
理論説明のあと、補足説明がありました。(「質問は?」と言われたのですが、しばらく誰も質問しなかったので、マイク自身が言葉を紡ぎました。)

「私が5歳のとき。世界の中で、こんな風にしたらうまくいく、というやり方を身につけた。大人になって5歳のときと同じやり方でやったらうまくいかなかっただろう。でも一部の人は一旦身につけたやり方にこだわる。新しいやり方がわからなくて、しばらく同じ癖、習慣でやるが、同じようにはうまくいかない」

「人それぞれである、そのプロセスに、私たちがどう向き合うか、なのです。それが異なるのをみるとワクワクします」

(マイクがひとりひとりに「何に興味があるか」を尋ねたときに、「自分が感じる怖さ」について話し始めて、泣いた人に向かって)
「私はあなたに付き添うつもりがありますから。あなたが、その怖さに向き合おうとするとき」
「私は勝手に、あなたの涙は悲しみばかりだと決めつけるつもりはありません。喜びの涙かもしれないから。それとも、誰か自分の怖さに付き添ってくれる人がいるという安心かもしれません。わかりません。」

ここで、ワークの前の「チェックイン」について、質問がありました。「チェックインは必ずするのか?」

「状況による。札幌(でのワークショップ)では、人が多すぎてやらなかった。(※30名を超えていたそう)ここだとできるし、私は皆さんが何に興味を持っているかを知りたかったので、そうした。それがチェックインと呼ばれるものなら、そう」
「でも、わざわざ『チェックイン』と呼ばなくてもいい。『チェックインしましょう』というと初めての人は途惑う。それよりは『あなたの興味のあることは?』といった方が抵抗感が少ない」

続いて「チェックインには形があるのか?」という質問に対して。

「だから、状況によると言えるんですね。礼儀がどうとか、下手すると形式張ってしまうという害が出てくる。形式ばらないのがポイント」

「そして、フィールドの形は、(私と皆さんが)だいたい同じキョリであること。平等に、ということです」

「理論をどのように実践に当て込んで展開できるか?  歴史・過去からではなく、『今、ここ』で、浮上するものに注意しましょう」と言われて、ワークが始まりました。

守秘義務があるので詳細は提示できませんが、マイクの言ったことで、心に残ったことだけ書き留めます。
「このキョリでいい?」
「それは存じ上げませんでした。近くなると何が怖いのでしょう?」
「わかります。…ただ、このキョリの問題は、あなたにとって何なのだろうと思ったのです」

「そういう風におっしゃると、人生を描写しているみたい。やりたいのに言えなくて運命に任せた。運命がジャンケンに勝たせてくれたら、それはそれでよい、と。」
「あなたにとって馴染みのある感じ? よくある感じ?」
「あなたの人生と、何かよく似てない?」

「あなたは負けることに慣れてきた。そのことに分かる、と言っているんです。私が悲しくなるのは、あなたは明確に説明しているのに、それを自分でわかっていないということ。」

(マイクは自分に自信がありますか? という、ワークを受けている人からの問いかけに対して)
「自信をつける練習をしていますよ。過去においては、あなたは自分で自信をつけるサポートを得られていなかった。私はあなたをサポートすることで、私の自信を掻き集めているんです。」
「じゃあ、終わらせましょうか? 自分の課題がわかりましたか? 自分の言いたいことを言う練習。ちょうど私とやったように、自分がちゃんと言った時に『あ、今、ちゃんと言ったな』と認識することが大事です」

「立ち上がって握手はどうですか? (それとも)やらなくてもいいんですよ」
「あなたの選択。自分にとってしっくりくる選択をしてください。」
「別に許可は入りませんよ。時間をかけてください。ここにいますからね。」
「あなたは自分で選択しましたね。だから、ちゃんとそのことにも気づいてください。」
 
ここでワークは終了し、質問受け付けです。

1  「マイクはAさんをどのように見ていましたか?」
Aが自分を見る目とは違った目で見ていた。Aは自分をあまり表に出さない。でも今回はちょっと見せることができた。だから「客観的」ではなく、「違う視点で見ていた」ということです。

2  「マイクはワーク中に自分の感情を表現されましたが、それは?」
「悲しかった」というのは自分の自然な感情として出てきた。(「悲しい」と感じても、自分は表現できない、という質問者に対して)そういう風に考えているうちは、思考にあって、感情とつながっていない。次は「体験する」(ことが必要)ですね。
「関係性」からいうと、ある人が表現して(それは、思考からかもしれないが)、セラピストにはそれはない。それは「関係性」と言わない。私にとって大事なのは、そこに関わること。「私にはこういうことが起きています」と伝えること。それが生き生きと関係を築くこと。

Aさんのワークは午後から始まり、次に私のワークとなり、それで初日は終わりました。…こうやってマイクの言葉を拾い上げるだけでも、なんだか暖かいものを感じます。とても丁寧に人を見ていることがうかがえます。そして、とても丁寧に、人に対していらっしゃる。穏やかに。その出発点は「自分に対して正直である」ところから生まれているように思いました。…今、吉野弘の詩「奈々子に」の一節「自分があって、世界がある」がふと浮かびました。

画像は、杏樹(アンジー)との朝の散歩で見つけた、ご近所の庭先のスミレ。…微細な中に真実は宿っているのですね。





ゲシュタルト療法
2017/05/01
ゲシュタルトのワークショップ〜マイク・リードさん〜(2)  
一昨日のワークショップで、前回取り上げていなかったところから。
1日目の午前中は、「ゲシュタルト・セラピーの理論」として、5つの特徴を挙げて説明されました。(ところどころ、書き取れなくて抜けているところがあります。参加された方で、ご指摘いただけたら幸いです)

<ゲシュタルト・セラピーの5つの特徴>
1 Health/Wellbeing (健康/幸福)
ゲシュタルト(セラピー)は、病気の治療としてではなく、健康と幸福を高めるために進化した。
今日の実証的なものはある。それは病を治すもの。(※精神医療のことか?)それらは人間の一般的な状態を考慮に入れていない。CBT(※Computer Based Training - コンピューターを利用した学習支援システムのこと。ユーザーの理解度に合わせて、学習の進行状況を調整できるのが特徴。最初はコンピューター1台を使うだけだったが、ネットワークを利用したeラーニングへと発展した)のいくつかのアプローチはうまくいっていないという声がある。実際に精神病患者の数は上がっている。自分たち(※医者?)は持たずにゲシュタルトセラピーが持っているものはなんだろう?と注目し始めた。

2 Orientation to growth (成長への希求)
ゲシュタルト(セラピー)は、人間は自然の状態にあれば成長するという理論を受け入れている。私たちの自然の状態は成長に向かっている。でも、人生で常に成長を支える環境が整っているわけではない。何かのバリア(※障害?)があったりする。そしてそれが私たちの違いとなる。あなたの経験は私の経験ではない。
そして求めるのは成長のための理想的なサポート。自助的なサポートも求める。時間をかけて成長し、環境にばかり求めるのではなく、自助的なサポートにより成長しようとする。

3 Organising principle (構造についての大切なこと)
人生のどこかで死を迎える。人間のみならず生き物全てにこのことが当てはまる。…木だろうと蝶だろうと、どこかで自然な要因によって、成長が止まり、死ぬ。でも、自然の状態では成長に向かっている。子どもがいること自体、自分の成長。あるいは、子どものいない人も。

4 Meaning making (世界は意味づけを持った構造物である)
世界を組み立てて見ている。そして意味づけをする。自分の興味を表明しながら、自分の世界の意味づけに気づいた人もいる。世界をどう経験するか、それが「自分が何者であるか」につながる。それがゲシュタルト。

 5 Relational (関連性)
「私」という人間と私の「環境」について。その環境の中で私は特定の状態に立たされている。それが私という人間を形成する。それは時間を経て、常に変化している。その環境に合わせて、私は常に変化していかねばならない。
ゲシュタルト・セラピーの理論は65年〜70年の歴史がある。
ここ20年で、フロイトの精神分析から発達してきたことも認められた。そのことがゲシュタルトセラピーの「関係性」を受け入れ、発展させることにつながった。
理論の基礎の前提は他と異なる。でも、違う理論の基盤(パラダイム)を持っていて、まるで私が英語で話して皆さんが日本語で答えるかのよう。
2つの概念(コンセプト)。
「人間は原則的には関係性を持っている」という理論を持っている。
ゲシュタルト(セラピー)は、65年70年かけて、科学者たちがここ15年で明らかにしたものを、実証してきた。
他の発見として「マインドフルネス(感情の安定)」がある。あるいは「アタッチメント」とか。でも、わざわざそれを唱えている人がゲシュタルト(セラピスト)にいますか?  取り立てては言わないけど、実証してきたのです。

「4」について。私はこの4月からビジネス系の講座に参加していて、「自己棚卸し」のための質問項目に「30年という時間を与えられえたら、何をしますか。それはなぜですか。」というのがありました。私は「世界中を旅して、いろんな場所から朝日・夕日を見たい」と答えました。その理由として「世界は美しいというのを感じたい」としたのです。それが正直な気持ちだったので。…なんだろう、私はこの世に生まれてきてよかった、と思いたいから、かもしれません。こんな美しい世界に私は生まれてきたんだと思いたいのでしょうね。いろいろ悲しいこと、苦しいことあったけれど。それが私の「世界の意味づけ」なのでしょうね。…そんなことを、講義を受けながらふと思ったりしました。

今日はここまで。続きは次回。

画像は、「世界は美しい」と感じられる、朝の光。朝の杏樹(アンジー)との散歩で撮ったもの。

ゲシュタルト療法
2017/04/30
ゲシュタルトのワークショップ〜マイク・リードさん〜(1)  
昨日から京橋の平松みどり先生の「みどり会」で、マイク・リードさんによるワークショップが始まりました。京橋のみどり会に行くのが初めてだったので、…そもそも、JR環状線の京橋駅で降りたことがなかったので、駅に降り立った途端、どの出口から出ればいいのかわからなくて、…そうそう、みどり先生、「京橋駅に着いたら、私に電話くれればいいのよ」とおっしゃってた、と思い出し、電話を掛けました。
が、お出にならなくて、さてどうしよう、とタブレットを取り出し、みどり会の住所を入力して、地図で見ました。なんとかナビに頼って、みどり会の場所を見つけました。

(あとでうかがうと、みどり先生、その時、バスで一緒になった90過ぎの男性のお話に引き込まれていたそうな。降りるところを行き過ぎてしまったそう。「あなたがお電話くださった時は、お話に夢中になっている頃ね。」ということでした。…お茶目なみどり先生!)

10時から15名の参加者で始まりました。昨年7月にGNK(ゲシュタルト・ネットワーク・関西)のベーシックトレーニングコースでお会いしてから、9ヶ月が経っているわけですが、お変わりなく穏やかな笑みを浮かべていらっしゃいました。

スタッフが椅子を3列に並べてくれていたのですが、マイクは一列に、そして半ラウンドにするように言いました。それから、なぜこのセッティングが大事なのかの説明から始まりました。(通訳付きです)

「このスタイルにすることで、私とあなた方ひとりひとりとの間に障害物がない状態になる。皆さんひとりひとりが直接的に関われる」
「このスタイルが好きな理由は、(私とあなた方とが)お互いに(直接的に)関わり合えるからです。これがすごく重要だと思っています」
「私とあなた方との間に空間がありますね。(ワークが進むにつれ)この空間が埋まっていく。それをこのスタイルが具現化する」
「質問を受ける方が、学ぶことが多いと思います」
「質問者の質問の中に、『あなた』という人が反映されていると考えます。単に質問に答えるというのではなく」
「何に興味がおありですか? それを基に2日間のワークショップを組み立てたい。」
「伝えるべきことを伝えました、はい、終わり、ではなく。」(※双方向のやりとり、という意味か?)

一連の説明の後、質問受付がありました。
まず1つ目。「ゲシュタルト・セラピーをする上で、大事にされていることは?」
「短く答えるなら『ある』。長く答えるなら、『皆さんが、この二日間の経験を通して理解されたらと思う』」
「私が重視しているのは、その時に『何を』経験しているか、だけでなく、『どのように』経験しているか、ということ。2日間を終えた時に、どのように経験したかを尋ねます」
「ゲシュタルト療法は、分岐点に差し掛かっている。けれど分岐点に立っているのはゲシュタルトだけではない。いかに効果的であり続けるか、というチャレンジに立っているのは他の心理療法でも同じ」
「とても重要なことは、ゲシュタルト・セラピーの理論・方法論をいかに、明確にしていくかということ。私はこのことに情熱を感じています」

2つ目「ゲシュタルト療法への情熱を持つきっかけは何だったのですか?」
「1975年のこと。家族療法のトレーニングをしていた私は、ある時ゲシュタルトのワークに出会った。家族療法の会議の前にワークショップがあって、その中のひとつにウォルター・ケンプラーという人のゲシュタルトセラピーのワークショップがあった。彼は家族の問題をゲシュタルト・セラピーで行うのを得意としていた。5日間、ホテルで行われていた。そのホテルの部屋でウォルターは、カップルや家族に働きかけていた。私はとてもショックを受けた。洗練された、そのワークに」

3つ目「マイクは自分自身のどこが好きですか?」
「ちょっと質問を変えていいですか? 『私はどんなところを好きになりつつあるか?』に変えていいですか?」
「他者と関わる時に芽生えてくる好奇心」

ここで10分休憩。(1時間半が経過していました。)以下、マイクの説明再開。
「ゲシュタルトの基盤となっているものは『違い』。『あなた』は違う人、あなたから見たら『私』は違う人。ここで私の好奇心が動き始める。『違う』二人が出会った。これがカギとなる問いかけです。ゲシュタルトの理論において、共通の理解を求めて確立させるのではない、同意を求めているのではない。『(〜という考え方に)招待している』と考えてください」

「ゲシュタルトの際立った点が最初からあった。それは『健康』『幸福』に焦点を当てているということ」
「人が自然な状態で、どんな傾向を持っているかを理解し、そこから生まれた療法。その基盤として、ひとつが『(人間は)健康を望む、幸福を望む、そしてそれらを追い求める』ということがあった」
「自殺する人もこの世にいるじゃないか!という人もいるが、それは人間の自然な状態ではない。絶望の状態にあったと言える。絶望度があまりにも強くて、健康や幸福の追求ができなかった」

このあと引き続いて、ゲシュタルト療法の特徴を5点説明されたのですが、長くなるので、今日は項目だけ出しておきます。
  1 Health/Wellbeing (健康/幸福)
  2 Orientation to growth (成長への希求)
  3 Organising principle (構造についての大切なこと)
  4 Meaning making (世界は意味づけを持った構造物である)
  5 Relational (関連性)

さて。昨年7月にはジャンケンで最後になって、私に残された時間は3分間だけでした。マイクの前に立って、3分の時間を味わうというより、「3分だけなの?」という思いが渦巻いて、味わうどころの話ではありませんでした。
今回はワークの時間は2番目で、十分に時間はありました。

マイクの前に椅子を持っていって、かなり近くに座って、じっとマイクの目を見ました。鳶色の穏やかな目がそこにありました。少し悲しそうにも見えるその目を見ていて、なんだか、じんわりと涙が出てきました。…この9か月、いろんなことがありました。けれど、あなたの前に居ると、そんなことはどうでもいいような気持ちになってきます。あなたの存在そのものが優しい。その存在に包まれている気がする。…まあ、これはみどり先生にも少し感じることなんですが。

私の問題は、ないことは、ない。けれど、自分で努力して、なんとかできることはなんとかしていくし、なんともならないことは、そのまま持っていて、でも生きていける、という気持ちでいます。

「私に何かしてほしいことは?」と問われて、迷わず「ハグしてください」とお願いしました。ハグしてもらって、私はもうこのワークを終えていい気になりました。9か月前の「unfinished work(未完了な問題)」が、完了しました。
そして、9か月前に同じワークの場にいて私の3分間ワークを見ていてくれてた人が二人もいて、良かったねと思ってくれていることを受け取れて、私は二重に幸せを感じました。…20分足らずのワークでした。でも私には永遠にも等しい20分でした。

画像はファシリテーターのマイク・リードさん。カラフルなソックスが見えないのが残念。(紳士物には黒、グレー、紺しかないのが不満で、明るい色のソックスを履こう!ということで、「ハッピーソックス」というブランドのものを7年前から買われているそうです。)…そうそう、オーストラリアンイングリッシュは「today」が「トゥダイ」、「can't」が「カント」、「maybe」が「マイビー」、「change」が「チャインジ」でした…。

幸せをおすそ分け
2017/04/29
にしのあきひろ&こどもたちの絵本原画展  
昨日は、朝から葛城市まで「にしのあきひろ&こどもたちの絵本原画展」に行ってきました。随分前からチェックしていたのですが、午後から予定が詰まっているので、ちょっとハードかなあと思えて、行く前日まで躊躇(ちゅうちょ)していました。でも、朝起きたらとても綺麗に晴れていて、空と緑の木々が呼んでいる気がして、「そうよね。お出かけ日和だ。」という気になって、急遽(きゅうきょ)、母に「今日ね、絵本の原画展に行くんだけど、一緒に行く?」と聞いてみたのでした。「どこ?」と聞く母に「葛城市。車で行ってお昼過ぎには帰ってくるよ。」と言ったら、乗ってきました。

「杏樹(アンジー)も行くよ」って言うと、椅子の上で寝そべっていたアンジーはぴょこんと起き上がり、ふんと鼻を鳴らし、「ホント?ママ」というように私の後をカルガモの子みたいについて回りました。そして玄関先に移動時の犬用キャリーバッグを置くと、自分から入って待っていました。

母に聞いてから1時間後の9時半。無事に出発となりました。

1時間ちょっとで会場の「奈良県社会教育センター研修棟」の<まなびやの森・かつらぎ>に着きました。小高い丘に建てられた研修棟で、緑が本当に綺麗でした。



さて、お目当ての「原画展」は、ネットで無料公開された『えんとつ町のプペル』やその他の原画が提示されていて、なんと全て「撮影可」ということで、びっくりしました。




『えんとつ町のプペル』の登場人物でマリオネットを作った方が来られていて、鏡の前で扱い方の練習させていただきました。歩かせたり首を左右に振ったり、口を開けたり閉めたり、手を動かしたり…。


 
いいなあ。幼稚園に絵本の紹介に行くのに、ちょっと連れて行きたい気がしたのですが、一体4万円〜ということで。母がすかさず「もうちょっと軌道に乗ってからね。」と口を出す始末。さすが我が母。私の気持ちがぐらりと傾いたのに気づいたね。カウンセリングルームに置いたハンギングチェアにも「…いいけど、もうちょっと軌道に乗ってからにしてもよかったんじゃないの?。やたら経費ばかりかけて…」と言ってた。…まあ、そうなんだけど、ね。(でも欲しかったんで。)

家に1時には戻っていないといけなかったので、併設されているレストランで少し早めのランチを取って、12時に会場を後にしました。

画像は、ランチを取ったレストランの窓から見た緑の木々。窓枠に木で作った「十二支」が並べてありました。

母との暮らし
2017/04/28
明日からゴールデンウィーク  
GWが近づいてきましたね。私は今年は基本的にどこへも行かず、のんびりしようと思っています。といっても、明日明後日はゲシュタルトのワークショップに参加してGW前半は終わります。マイク・リードという方がオーストラリアから来られるのです。「関係性を重視したゲシュタルト」を標榜されている方ですが、昨年、ワークを受けられなかったのでそのリベンジです。

あとは…友人とランチをするぐらい。何年か振りの人もいるので懐かしいです。
生駒からちょっと南下したところにある馬見丘陵公園の花が気になっているのと、今年は霊山寺の薔薇を見に行こうと思っているのと。あ、もしかすると平城宮址で何かあるかもしれない…。
昨年の記憶がないのは、昨年4月に母が入院したからだと、今になって思い出しました。…そうそう、夜中に、「目が回る、吐き気がする。救急車呼んで。」と言われて大変だった。実際に、救急車で運ばれている時からずっと吐き通しでした。小脳梗塞を起こしてて、そのまま入院となりました。まあ、3週間の入院でしたが。(大変だったのは、毎日病院にきてくれと言われたこと。淋しいんだそうな。週に3日京都文教大学に通っている時だったんだけど。)

リハビリも無事済んで、特に後遺症は残っていないようだけど。でも、なんだか動作が緩慢になったように思うし、あれやこれやに対して、しばしば「思考停止」状態になることにも気づいています。

こんな風に歳をとっていくんだね…。

お母さん。私も今日、ひとつ大きく(?)なりました。今まで思ったことなかったけど、こんな風に花が咲き乱れ、緑が美しい季節に生まれてきたのですね。生まれてきてよかったと思ったことはないのだけど、でも、こんな季節に生まれて来られたのはよかったなあと思います。

お母さん。私は今でもまだ生まれてきてよかったと実感しないのですが、そして、お母さんの娘でよかったとは思えないのですが、でもそんなことをお母さんに言うつもりはありません。荒れた時期の子どもに「なんで産んだんか!」「生まれて来たくなかった!」と言われた時、返す言葉がなくて、ただただ心の中で「ごめんね。でも私はKちゃんに会いたかったんよ。」と思った記憶があって、…ああ、こんな風に子どもに連鎖していくのかと絶望的な思いに捕らわれたのを覚えています。

世代間連鎖。その時から、私はそれを断ち切ろうとしてきました。

子どもはもう「なんで産んだんか」などとは言いませんが、来月、広島に行く用事があって、ちょうど今日から11日後が子どもの誕生日なので「お誕生日ディナー」をしながら、「いい季節に生まれたよねえ。緑が綺麗な季節。」と言ってみようと思います。「…生まれて来て、よかった?」と聞けるなら聞いてみようと思います。

画像は、昨日どういうわけだか買いたくなったホールケーキ。一番小さいサイズにして貰いました。(要らないっていったのに、マスター、おめでとうのプレートを付けてくれました。…ちょっと恥ずかしい…。)
<<  <  118  119  120  >  >>

カウンセリングルーム 沙羅Sara

あなたはあなたのままで大丈夫。ひとりで悩みを抱え込まないで。

明けない夜はありません。

電話番号:090-7594-0428

所在地 : 生駒市元町2-4-20 

営業時間:10:00〜19:00

定休日 :不定休

ルーム案内・アクセスはこちら