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  2. 沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
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「ため息はダメ!」って誰が決めたの?

2016/09/07
「ため息はダメ!」って誰が決めたの?

その昔、まだ20代の若かりし頃、職場の自分の机を前にして座りながら、無意識に「ふう〜…」ってため息ついてしまって、それを目ざとく見つけたおじさん先生に、「ダメダメ!ため息なんかついてちゃあ。幸せが逃げていくよ。」なあんて、わけ知り顔で言われて。

 

まだ純真だった私は、「はあ〜い。」なんて返事しながら、「そうか…ため息ってダメなんだ…」と思ったわけですけれど、でも、ため息って私たちの身体が要求する「自然なこと」なんですよね。

 

びっくりしたり、怖かったりした時に、私たちは無意識に「息を詰めて」いたりします。

なんだなんだ…⁈  いったいどうしたんだ⁈  と私たちの身体は、未知なものに対して防御態勢に入るわけですね。

いつでも次の行動に移れるように。

で、息をしていないわけです。息をするのも忘れているわけです。

 

とうぜん、二酸化炭素がいっぱいの「吐く息」が身体の中に溜まります。

生き物としての身体の状態はよくないわけですね。

息を吐かないと、新しい、酸素がいっぱいの空気は身体に入ってきません。

生き物としての「私」の生存の危機です。

 

「吐く」から、新しい空気が「吸える」。

まあ、あたりまえのことなんだけど。

 

何かにとらわれていて、こころがいっぱいいっぱいな時には、その「あたりまえ」なことも思い出せない…。

 

「『息』という字は、自分の『自』の『心』と書きます。

    人の心と身体が健康でなくなる時、周りばかり気にしていて、自分をかえりみていない状態が続いた時かと思います。

    自分の息に耳を澄まし聴いていくと、不思議と安心感で満たされます。

    他者に向いた自分のでなく『今ここにいる』『自分に還ってくる安心感』、

    息を聴いていく行為により、安心した心地よい本来の自分位置に還ってきます。

    これが『自分軸』なのです。」

 

ボイスアートマスター、まやはるこさんのレッスンを受けながら、先生の、まあるい柔らかな声に誘導されながら、

ボイスアートの「ため息呼吸法」で、いっぱいため息をつきながら、気持ちいい時間を過ごしました。

 

ため息は、ついていいんです。幸せが逃げていったりしません。

でも、わけ知り顔のオジさんやオバさんがいるところで、そんなことを言っても撃退できそうにない時には、ひとりの場所と時間を、自分のために用意してあげましょう。

 

トイレでもいいし、お風呂場でもいい。

 

「今日も一日、よく頑張ったね。」と自分を褒めてあげながら、いっぱいいっぱい、溜まった息を吐き出しましょう。


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