一昨日、まやはるこ先生のボイスアートのレッスンを受けに、梅田まで行きました。
この前の週末、フォーカシングのワークショップの前は、気持ちがちょっと穏やかでないところもあったのですが、この日はワークを受け終えた後の、穏やかでいい状態のままではありました。
いつも、時間の最初に「今日の時間に望むことは?」と聞かれるのですが、正直、その日は何かを望む気持ちはありませんでした。
さて。「お辞儀呼吸法」で、身体をほぐして。
立った状態で、まや先生が「ちょっと肩甲骨を意識して、両腕を動かしてみましょう」と声掛けされて。
「私たちの身体は、進化してきた過程を覚えていますから。両腕は、羽であった時代もあって…」
そして、羽ばたくように腕を動かして、離陸していったのでした。
私は思わず、「週末のフォーカシングのワークで、私は、鳥になっては飛べなくて。仕方なく飛行機の翼になってたんだけど…」と口走っていました。
でも、そう! こんな風に肩甲骨を意識したら、飛ぶように腕は動かせて。
そして、7月初めに旭川まで飛行機で飛んだ時に見た、離陸していくときの、家や木や町並みがだんだん小さくなっていく風景や、雲の上にいるときの、雲やら光やら…いろんな光景が思い出されてきて、気づいたら、私は空を飛んでいました。
まだ、飛行機から見た景色に縛られて、自分で旋回したりはできなかったのだけど。
でも、飛行機の翼ではなく、翼を持つ鳥になっていた…。
意識は自由に羽ばたかせることができるのですね。
子どもの頃、辛い時には「現実逃避」で、私は私でないものになっていたりしたけど、ボイスアートでは、私は私でないものになるのではなく、私自身が、できることを一つ増やすように「遊ぶ」ことができる。
そう! 子どもが今までできなかったことができるようになって、楽しみが増える感じ。
…実際に、私の中のインナーチャイルドも、キャッキャ喜んでいるのがわかる。
「現実逃避」だと、現実の自分を否定しているところがあって、「見たくないものを見ないように」目をそらしているから、どこか完全には楽しめない。いずれ終わって、あ〜あ…的な。
ボイスアートのイメージ・ワークは、そのものをそのまま楽しめる。
終わっても、「あー楽しかった! また遊ぼ!」という感じ。
…また、戻りたい時にいつでも戻ってこれる安心感とともに。
鳥になって空を飛ぶのは、フォーカシングのワークの積み残しだったんだ…!
…ということで、これも「未完了」が完了しました。
今度、飛びたい時に自分で飛べるというおまけ付きで。
画像は今年4月の終わりに葛城市で撮ったもの。
今度は、あの木のてっぺんを見下ろせる気がします。