昨日は、ゲシュタルト仲間でありボイスアート仲間でもあるともこさんの「ボイスアート即興ライブ」に行ってきました。
奈良市今御門町(近鉄奈良駅下車、もちいどの商店街を抜けた、ならまちの一角)にある、「ギャラリーカフェTakeno」が会場です。
ボイスアート(R)とは、歌手まやはるこさんが考案された、「自分の息を聴くことで自分のありようを自分軸に戻し、声の表現を通して本来の自分に帰る」営みです。
阪神・淡路大震災に遭遇して歌えなくなり…といった壮絶なご体験から生まれました。
そのボイスアートの、即興ライブって? と、どんな時間になるのか楽しみにしていました。
受付が終わると、プログラムが渡され。

それから、「陽気な妖怪の森〜鈴ぎんとその仲間たち〜」という、今日のライブの「見取り図」的な小冊子も。

冊子を繰ると…

わあ、何これ? 「案内人 ガマグチガミ」が出てきて…なになに?
「『妖怪の森』の裏ボス。福寿エネルギーがつまった‘黄金真珠’をくわえている」
ふう〜ん…そうなの。って、これって「がま口財布」がモデル? …そりゃあまあ、お財布にそんな福寿エネルギーがあると、お金がザクザク寄ってきそうでいいなあ。
そいつが案内のご口上。
「みなみなさま ようこそ
なんか用かい?
陽気な陽怪たち棲む
妖怪の森へ よくおいでくださった
わしは 千年前の昔からこの森に
棲みついておるガマグチガミじゃ
しばしこの森で 陽気な仲間たちと
遊んでいかれるが よいのう
それでは森の中へ 参ろうか…」
次のページには「鈴ぎん」がでてきて。
参加者は「通行手形」として「鈴ぎん」のBGMを練習するわけです。
「♬ 月夜にシャンシャン ごきげん鈴ぎん
月夜にシャンシャン シャンシャンシャン」
一方で、ところどころ、ボイスアートのいくつかの発声法を織り交ぜて。
準備が終われば、「妖怪の森」に踏み入れます。

…ああ、こうやって異次元の世界に連れていって、その中でボイスアートの発声を行ないながら、ストーリーが進んでいく「参加型ワークショップ」だったんだ!
と、気づいた時には、引き込まれておりました。
妖怪たちも、ともこさんの生み出したパステル和アートで。
妖怪っていっても、怖くなくて、寂しい心に寄り添ってくれるようなものたちで。
全てが「ともこワールド」で構成されていました。
「妖怪の森」へのご案内の巻き物まであって…


妖怪たちも、ひとりずつ、描かれていて…。

楽しい時間でした。
