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自然の持つ力〜工藤直子の詩「とんぼ」〜

2017/11/04
自然の持つ力〜工藤直子の詩「とんぼ」〜

このところ、爽やかな秋空が続く毎日です。

秋の風景、といえば、欠かせないのが「とんぼ」です。

「赤とんぼ」は正式名が「アキアカネ」っていうんですね。ご存じでした?

私は、大学生の頃にそう言って教えてもらいました。

今朝は、工藤直子の「とんぼ」という詩を紹介します。

  「とんぼ」    工藤直子

 

 み・み・みる・みる・みれ・みよ

 と

 とんぼが せかいを みている

 

 とば・とび・とぶ・とべ・とべ

 と

 とんぼが とおくを めざしている

  (詩集『てつがくのライオン』・理論社・1982年刊)



…ふふふ…どうですか?

こんなふうに仕立てられると、古典の動詞の活用もすうーっと頭に入るような気がしませんか?

 

第1連は「見る」のマ行上一段活用です。

「まみむめも」のまん中の「む」よりの「み」が、全部の活用形(未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形)の最初に付いて、一段で活用するから、上一段活用。

第2連は、「飛ぶ」の「連体形」が「終止形」と同じなんですが…、それが抜けていますが、「ばびぶべぼ」(五段)のうち「ばびぶべ」と活用するから四段活用。

 

こんなふうに文法的には説明されるのですが。

なんか、ね。

とんぼがじっと止まっていて、目だけギョロギョロさせながら、周囲の様子をうかがっているような。

それから、さあ、飛び立っていこうかと、やっと決心ついたような。

そんなふうに思えるから不思議ですね。

…「とんぼ」に見ているのは、自分の心、かもしれません。

 

とんぼ一匹でさえも、なんだか心が癒やされます。

ちょっと心が疲れたときには、自然の持つ力に自分をゆだねるのもいいかもしれません。

 

昨日はあまりにいいお天気だったので、急に思い立って、母と杏樹(アンジー)連れて奈良の宇田の方、曽爾高原に行ってきたのですけれど。

 

ホント、よく考えたら30年ぶりぐらいで。

残念ながら着いた頃から曇りだしたのですが、でも、見渡す限りの薄(すすき)の中を歩いていると、ゆったりとしたいい時間が流れていきました。

 

自然の持つ力は偉大ですね。

それを再確認した一日でした。

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