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ターナー〜風景の詩(うた)〜展

2018/04/16
ターナー〜風景の詩(うた)〜展
昨日は、京都文化博物館で開かれていた「ターナー展〜風景の詩〜」に行ってきました。
朝から雨だから、ちょっと人が少ないといいなと思っていたのですが、最終日でやっぱり多くの人出。

今回、この展覧会で、5つの発見がありました。
 
1つは、ターナーって17歳の頃には、もう完璧といえるようなデッサン力を持っていたこと。
修道院や橋や、大聖堂など、緻密で繊細に描かれた水彩画が何枚もありました。

2つめは、それで、対象を精密に描くことから次第に晩年には、色そのものや雰囲気を描こうとすることに興味が移行すること。
「形」を追わなくなっていくのですね。歳を重ねると。
ちょっとピカソの足跡に似ているような。

3つめは、ターナーってこんなに版画を残してたんだ!ということ。
浮世絵みたく、一人での作品ではなく、「工房」で「彫り師」を80名もの抱えていた!ことを知りました。

4つめは、原画と版画の刷りとを見比べていくと、版画の刷り上がり具合に影響されて、逆に原画の方の描き方が細密化している部分もあること。
これは、一緒に行った人が絵描きさんなので、その人の指摘で知りました。
原画と版画と、相互作用で進化するのか…、というのは大きな驚きでした。

5つめは、絵の焦点化ということ。
「サン・ゴタール山の峠、悪魔の端の中央からの眺め、スイス」という水彩画を見ていて、手前の峡谷の岩は、奥の山の頂に比べ、ちょっと描き方がお粗末な気がしたのです。
それで、「なんか、奥の頂はあんなにしっかり描いているのに、どうして手前の岩は、描き方が荒いの?」と訊ねると、
「テーマがあの頂だから。写真を撮るときと同じだよ。中心となるものに焦点を当てて、周囲はぼかすでしょ?」という答え。
なるほど!と思ってしまった。

…いやいや、「解説付き」の絵画鑑賞は、とても贅沢な時間でした!

画像は、京都文化博物館界隈で見かけた街並み。
なんか、京都ってホントお洒落。

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