昨日の朝10時から、外部講師を召喚しての「特別講座」がメディカアロマであって。
講座のタイトルは「ハチミツとアロマテラピーの素敵な関係〜ハチミツを生活に取り入れ、健康と美容に活かしましょう〜」。
どんなお話が展開されるのか、ワクワクドキドキして講師の先生を待ちました。
名古屋の方で、もう20年以上、ナード・ジャパンができる前からアロマに関わってこられた方だとか。
高岡ひとみ先生とおっしゃいます。
配られたレジュメの1枚目に、ミツバチの拡大図があって。
それ自体、びっくりで。
…だって、ハチミツのお話に、一旦ミツバチの体内の「蜜胃(みつい)」で溜めて、ハチミツを運ぶ、のだとか、
ハチは口移しで蜜の受け渡しをする、のだとか、
そんなこと、ハチミツにどう関係するのか、と思いますよね?
ですが、蜜胃には、インベルターゼという酵素があって、それと混ざるのだ、とか
女王蜂の餌となるローヤルゼリーは、若い働き蜂が大あごと下咽喉腺から分泌して作ったタンパク質なのだ、とか
そういったことは、ハチの体内構造を知らないと、ということからでした。
メッチャ専門的! で驚きました。
まずは、ハチミツの糖分の話から。
☆ハチミツの糖分
・花蜜…もともと、ショ糖(ブドウ糖と果糖が結合した二糖類)
・ハチミツ…「ブドウ糖」と「果糖」に分解された単糖類
最近よく耳にする「フルクトース」は果糖なんだそうです。
ハチミツは単糖類なので、吸収力が速く、小腸まですぐに到達する、とか。
次にハチミツの種類。日本と欧米では違うのだそうです。
日本では3種類。
1 加糖ハチミツ…純粋ハチミツが60%以上含まれ、水飴やコーンスターチその他の人工糖類などを加えたもの
2 精製ハチミツ…ハチミツから、臭い、色等を除いたもの→ミネラル、ビタミン類が少ない
3 巣ハチミツまたは、巣入りハチミツ…幼虫のいない巣房の中にハチミツが貯えられているもの
欧米では2種類。
1 ハチミツ…花はちみつ、花蜜はちみつ
2 加糖ハチミツ…甘露ハチミツ(主としてモミの木などの針葉樹の樹液を昆虫が集め排出した物質をミツバチが集めたもの)
そして、欧米では「甘露ハチミツ」が主流なのだとか。
そうこうしながら、「はちみつテイスティング」の時間に。
左手前、「マヌカハニー」、左奥から、「そばハニー」、「オークハニー」「アカシア」、右手前が「ローズハニー」。
それぞれ、色も香りも、そして舌触りも違います。
私が一番好きだなと思ったのは「ローズハニー」。
まろやかで優しい香りですが、舌触りはこの5つの中で唯一、ザラザラしていました。
最近よく聞く「マヌカハニー」は、カラメルの焦げたような香りで、風味もそんな感じ。後味はほろ苦い感じ、でした。
苦手だなと思った「そばハニー」、これはホットチョコレートなどに使うと、とてもいい感じ、なのだそうな。
「そばハニー」には鉄分も含まれているそう。
実際に、ココアにハチミツを混ぜて練って、お湯を加えて、ホットチョコレートにしていただきました。
…確かに! ちょっとクセのある「そばハニー」がいい感じ!
砂糖は体内を酸性にするのに対して、ハチミツはアルカリ性にする、というお話も伺いました。
砂糖代わりにハチミツを用いるときには、分量は砂糖の80%を目安にするそうです。
煮物などに使ってもいいけれど、熱を加えるとミネラルなどが消えるので、最後にさっと加えるようにするのだとか。
ハチミツにアロマウォーターを加えて化粧水を作る、とか、シャンプー後、タオルドライしてハチミツを頭皮に塗り込む、とか、
その他いろいろな「使い道」も教えていただきました。
ああ、本当に!
なんだか、「ハチミツ・ライフ」も楽しそうですねえ…!
私はとりあえず、「そばハニー」を買い求めて、ホットチョコレートを作りたいと思います。
画像は、鬼取町で撮ったアンジー。
アロマオイルは、猫はダメだけど犬は大丈夫、って聞きました。
分解酵素が猫にはない、そうな。
ハチミツは…犬は大丈夫なのだろうか? 聞くの忘れました。
大丈夫だったら、お前にもあげようね。…長生きしてね。