12月3日。奈良・富雄のナード認定校メディカアロマで、1day lessonがありました。
今回は、フルーツ・ポマンダー制作。
講師はメディカアロマで学んだ3名の方々。
ポマンダーとは、フランス語で「香り玉」のこと。
最初に「ポマンダー」の歴史の説明があり。
それによると、「7世紀ごろにアラビアから万能薬や媚薬、魔よけとして伝わり、ヨーロッパでは粉末にしたアンバーグリス(竜泉港りゅうせんこう=マッコウクジラの体内でできた結石を吐き出したもの。正体がわかるまで、琥珀の一種と思われていた。アンバーグリスとはゲルマン語で灰色の琥珀という意味)を団子状にまとめて持ち歩くのが貴族や王族に流行ったのがポマンダーの始まり、と言われている。」
それから、「抗菌対策・抗ウイルス対策」に効果的な精油・ハーブの紹介があり。
それによると、抗菌も抗ウイルスもOKなのが、クローブ、オレガノ、シナモン、クミン。
そして、いよいよポマンダー作りです。
材料は、生のオレンジ1個、クローブ30g〜40g、シナモンパウダー、小さじ1。
用意するものは、竹串、マスキングテープ(幅1〜1.5センチ、長さ40センチぐらい)、ビニール袋、飾り紐。
用意していただいたオレンジは、ワックスを取るなどの配慮をいただいたものでした。
まずは、マスキングテープでオレンジを十字にマスキング。
その後、オレンジの表面に、竹串で刺して開けた穴にクローブを刺す。
穴を開けたところには必ずクローブを刺さないと、そこからカビがくる。
クローブの先が潰れて取れてしまった場合、刺し直す。…そこからもカビがくる、そうな。
マスキング—テープを外して、ヘタを取って。
ビニール袋に入れて、シナモンパウダーをまぶす。
後は、ひたすら乾燥させて1ヶ月。
一日一回は動かさないといけないらしい。
無心にクローブを刺しながら、何か、「行(ぎょう)」に似ているな、と。
おしゃべりしながら、手を動かすのは楽しい。
クローブはゴキブリ除けにも使うぐらいの代物(しろもの)で。
その香りと、刺したオレンジから漂ってくるオレンジの香りが絶妙で。
その後、まぶしたシナモンの香りも漂い…。
制作時間は1時間半、でした。
出来上がり後は、玄関などに吊るして置いたらいい、とのこと。
完成したポマンダーは数年、持つらしい。
今回はオレンジで、でしたが、これから冬至に出てくる柚子で、でも、お正月に使う橙(だいだい)ででも作れるとのことです。
ちょっと、材料をそろえて作ってみようかな。
柚子も橙も、どんな香りになるんだろう…?
画像は1か月後乾いたポマンダーにリボンを掛けて出来上がったものと、まだ2週間ぐらいしか経っていないもの。
見本として、持ってきていただいてました。