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善意の罪

2024/03/01
善意の罪

今日、午後からの時間が空いたので。

あ、これはチャンス!とばかりに教え子の整体院に駆け込んで。


どういった話の流れからか、善意の、だけど、どうしようもなく「噛み合わない」人の話になって。


たとえば。何か身体機能に障害を持っている人がいたとして。

周囲は「気にすることない」というような声かけをしたとしても。

本人は自分の障害を「欠損」と感じて、ひたすらそれを何とかしようとする、だろう。

それは言うならば、マイナスを0にする、といった、切ない願いの元に。

そんなことは考えなくていいんだ、と周囲がいくら言っても、耳に届かないだろう。。


そんな中、障害を持っているだけで「◯◯ちゃんは、頑張っているんだ」とみんなの前で言う担任の先生がいて。


いやあ、もう。

台無し、だよね。

無理して、背伸びして、何とか追いつこう、として、そして、そのこと自体を気づかれまい、としているのに。


いや、そう。

悪気はないのよ。

善意で、良かれと思って、本人の努力をみんなに知ってもらいたい、と思って、それを知らせようとした、だけで。

…そんな、本人の気持ちを踏みにじる、つもりなど、全くなくて。

だけど、やっていることは、この上なく踏みにじっていて。


「残念な人」って言い方を彼はしたけど。

…そうね。残念、なんだよね。

悪意はなくても、この上なく傷つけている、ことが。

そして、この上なく傷つけていること自体をわかってない、ことが。

…そして、その「わからなさ」は、今後も解消されそうにない、ことが。


この先まで延々と続く「無理解」が、解消される目処も立たない不毛さが、心を萎えさせる。


あーあ。どうにもならない、や。。


でも、この手の「無理解」はそれこそどこにでもゴロゴロ転がっている、気がする。

どうにも「理解されない」ことを認識したとき、説明の言葉を失う。

…言えば言うほど、言葉を重ねるほど、疲労感が募る、よね。。


そんな時には呪文のように呟くしかない。「沈黙は金」と。

そうして。顔には、とびっきりの「笑顔」を貼りつけて、ひとまずその場から離れるしかない。


それにしても。

善意の無知って、罪だよね。

善意ゆえに、持っていく場所がない。

「善意」の罪は「悪意」より罪である、ことを真剣に考えた方がいいように私は思う。


画像は昨年11月3日に撮ったアンジーのシルエット。

シルエットだけの方が、余計なものが削ぎ落とされて、惑わされなくていい、のかもしれない。

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