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まだ、翔べるだろうか〜佐伯祥の詩「雨のち…」〜

2017/01/25
まだ、翔べるだろうか〜佐伯祥の詩「雨のち…」〜
  
       「雨、のち…… 」             佐伯 祥

 失くしたわけではないのだけれど
 いや、それより 最初っから
 あったかどうかも さだかでないのだけれど

 とにかく 気づいたときには
 なかったのだ 翼が

 急いで 急いで!
 でないと 君を放っていってしまうよ

 そんなふうに
 風は私を追い越していった
 戸惑う気持ちなど
 てんで お構いなしに

 あとには ひとにぎりの とおり雨

 その最後の一滴を受け取ろうと
 スキップ気分で駆けだしたら
 足許の水溜まりに
 逝(い)ってしまったものたちの 翳(かげ)が
 映ってた

 ふと 見上げると
 雨上がりの 流れゆく雲の隙間から
 抜けるように 青い
 空

 まだ、翔(と)べるだろうか
          (「詩芸術」1984年7月号)

「読書への誘い」第11号で紹介した詩です。二十代の私は、時折「詩芸術」という詩の投稿雑誌に、投稿していました。この詩は1984年の7月号で「今月の推薦詩」になったものです。ペンネームは、さ行音が好きだったので「さえき・しょう」としました。

 

4回生で教員採用試験を受けずに、出身大学でない外部の大学院を受験して、見事に失敗して、失意の半年を送った頃の作品です。

 

その後、9月に天理市立南中学校に1ヶ月、病休の先生の代わりに臨採となって初めて教壇に立ちました。教科は数学。「数学教えられますか?」と問われ、「教えられますけど、免許ないですよ。」と教育委員会の方に言ったら、3年間の「臨時免許」なるものをくれました。…当時はいい加減だったんだなあ…。

引き続き、10月からの半年間、奈良県立橿原高校に臨採で勤めました。初勤務の日、橿高生に、転校生に間違われました。


写真は橿原高校に勤め始めた頃のものです。…しみじみ、若かったなあと思います。

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