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願いを高く打ち上げる〜黒田三郎の詩「紙風船」〜

2017/02/15
願いを高く打ち上げる〜黒田三郎の詩「紙風船」〜
昨日は「St Valentine's Day」でしたね。世の中にはチョコが届かなくて淋しい思いをした人もいることでしょう。ちょっと心寂しい時に黒田三郎の「紙風船」という詩を。「読書への誘い」第17号で紹介したものです。

     「紙風船」 黒田三郎

 

落ちてきたら

今度は

もっと高く

もっともっと高く

何度でも打ち上げよう

 

美しい

願いごとのように

(詩集『もっと高く』1964年刊)

 


ふーっと息を吹き込んで膨らませた紙風船。ポーン、ポーンと手のひらで跳ね上げる度に、まあるい形がだんだんひしゃげてきて、そのうち弾まなくなる。

そうなったら、もう一度ふーっと息を吹き込んで、最初から。

 

「願いごと」もそんなものかもしれない。

最初は勢いつけて大きく弾ませられるけど、落ちてくる度、形が崩れてきて…。

 

でも、だからこそ、もう一度息を吹き込んで、「もっと高く」と打ち上げるわけですね。

気持ちをリセットしては、チャレンジする。

 

足元の現実を見れば、あれやこれやが絡んできて、身動きが取れない気持ちになったりします。

そんな時こそ、未来まで、希望まで絡め取られないように、空を見上げながら、紙風船を打ち上げるんですね。

どんな、今ある現実も、ずっと同じものとは限らない。そしてどんな現実も、私の「願い」を奪うことはできない。

「願い」は現実云々に関係なくいだくものだから。

 

人の心の狭さを感じたとき、少し哀しくなってしまうのですが、でも、人間はそんな面ばかりではないですね。

強さ、おおらかさ、豊かさを感じさせられるときもあります。

両方の存在を認めつつ、でも、良い面を見つめて歩みたいと思います。



<沙羅Saraのほっと一息 詩の時間>
第三話 「紙風船」 https://youtu.be/EOIHqazBZzg

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