昨日は、ゲシュタルト仲間のともこさんの「ボイス・アート」に参加しました。近鉄奈良駅に降り立つと、行基さんの噴水前広場では、アンデスの歌を歌っている人や手品を披露する人がいたりして、大にぎわいでした。それらを横目で見ながら、奈良県文化会館まで少し歩きました。本当にいいお天気で、空は雲ひとつありませんでした。
「おじぎ呼吸法」「ハー声呼吸法」などを行なって、ゆっくりと、ゆったりと、自分の呼吸に耳を傾けていたら、どんどん眠くなりました。…副交感神経が働いて、リラックス出来ている証拠ですね。
「にゃ、にぃ、にゅ、にぇ、にょ」の音を使って、ネコの鳴き声で遊んでみることもしたのですが、途中「ワン!」という声を出してしまって、慌てました。私には、ネコの鳴き声よりワンコの鳴き声の方が馴染みがあって、それが無意識に出てしまったみたい…。
最後に「声のキャッチボール」と呼ばれているワークを行いました。二人一組になって、そのうちの一人が、ゆっくり「ハー…」と、声を相手に届ける感じで出します。声の高さはどの高さでもよくて、自分の出しやすい高さで。途中から息だけになるのですが、それが終わってから、声を届けられている側の人が心の中でゆっくり「1、2、3、4、5」と数え、今度はゆっくりと相手に「ハー…」と声を届けます。
たったそれだけの「声のキャッチボール」なのですが、声を届けた側は、ゆっくり5秒待ってもらうことで「ゆっくり聞いてもらった」気持ちになるのですね。このワークの後のシェアの時間に、ともこさんから「親子でこのワークをしてもらった時に、お母さんが泣いてしまったことがあって。…何か、気づかれたのでしょうね。」という話がありました。確かに、「日頃、十分に人の話を聞いていない」自分の姿に気づきます。人の話を最後まで聞かずに、自分が話し始めたりすると、相手は全然「聞いてもらった」気持ちになれませんね。…とても興味深いワークでした。
画像は、生駒駅で電車に乗る前に、カウンセリングルーム前で撮った丘の上のお家。こんな風にスッキリと晴れていました。