一昨日、京都文化博物館に出向く用事があって、帰りに館内に開設された「京都 楽紙舘(らくしかん)」でしばし足を止めてしまいました。
ちょっと抑えた色合いの可愛い小物が展示してあって…「和紙 おりがみ 日本の色」で作れますとありました。
しばし見入って、「和紙おりがみ 日本の色」の「代表色特選集(1)」というのを買いました。
解説には「日本の伝統の色といわれるようなもののうちから、特に代表的なものを選んでみました。
和紙特有のやわらかな暖かさが感じられる12色です。
この表の順序に重ねてありますので、色の名前を確かめながらお楽しみ下さいませ。」とありました。
その12色とは、「1 銀鼠色、2 橡色、3 半色、4 梅鼠色、5 枯色、6 鶸茶色、7 楊梅色、8 鴇色、9 緋色、10 若紫色、11 藤紫色、12 藍色」。
読めますか?
「1ぎんねずいろ、2つるばみいろ、3はしたいろ、4うめねずいろ、5かれいろ、6ひわちゃいろ、7やまももいろ、8ときいろ、9ひいろ、10わかむらさきいろ、11ふじむらさきいろ、あいいろ」だそうです。
…私は、緋色、若紫色、藤紫色、藍色しか読めませんでした。
若紫色って、『源氏物語』に若紫の巻があるのですが、そうか…こんな色なんだ…とちょっと感動。

明らかに、藤紫色とは違いますね。

本当は、自然光で撮った方がいいのですよね。…今はまだ夜明け前なので。
それ以外にも、「京都の竹専門店の職人が、天然竹を手彫り仕上げした箸置き」なるものも売っていたので、思わず2つ買ってしまいました…。

箸置きもね、沢山あるのでもう要らないようなものなんだけど、今度、ゲシュタルト仲間のともこさんとお泊り酒盛り(?いやそんな、呑めないぞ…)する時にいるからさと自分に言い訳して、つい。
そうそう、もうすぐ七夕だし…、と笹もないのに、七夕飾りパーツを買ったり…

思わぬ散財をいっぱいしてしまったのでした…。(懺悔が終わったら、またしでかしそうだな…。)
それにしても、何か妙に、和モノに魅かれるのです。
ミュシャとか、そういった装飾系の強いものが昔から好きだったけど、それに加えて、和モノもいいなあと。
お家は和風建築に住みたいなとつくづく思います。多分…洋風建築に飽きたのでしょうね。
妙に畳が恋しかったりする。
今のお家はハウスメーカーのものなので、和室も何か胡散臭い。
ちゃんとした和室でない気がする。…とまあ好き勝手言っていますが。
ちっちゃくていいんだけど、ね。一本筋の通った和風がいいな。
そう考えると、京都っていうところは、小物にも神経が行き届いていて、さすが、と思わされます。
画像は、「半色」の和紙おりがみに、「ちぎり絵パーツ」を乗せてみたもの。
糊付けして、壁に飾ろうかなと思っています。