《この本では、どちらかというと、本人の意志とは関係なく「たまたま」出会ったり、見てしまったり、あるいは「うっかり」やってしまったりする「しるし」を中心に集めてみました。》
《人生や生き方をデザインする、という言い方があります。
デザインが「しるし」や「きざし」を解読することなら、日々の「きざし」から未来を読むことこそ、人生デザインなのかもしれません。
そして、黒猫がときには吉になったり凶になったりするように、「きざし」や「しるし」をどう読むかは、結局のところ当人次第。
悪い「きざし」を逆転させることだって、解読のしかたひとつで可能なはずです。
まずは、目の前の「きざし」や「しるし」を見逃すことのないように。》
なるほど、ね。
出会った「きざし」に、「あ〜あ、今日はついてないや…」と決めつけてしまうのではなくて、どんなふうに解読するかは本人次第なのですね。
それにしても…毎日せわしく過ごしていたら、見逃すことも多いでしょう。
つまりは、日々を丁寧に過ごすことのススメにつながるのですね。
続いて「画家のまえがき」。
《ほんとうかどうか分からないけれど、そんなささやかで頼りないことに、ひとは心のどこかで寄りかかっていきているんだと感じています。
時にはつらいことを乗り越えるため、時には純粋な願いのために。》
《朝と夜があるように、不吉だといわれる兆しもありますが、どちらも目には見えない気づきをもたらす、豊かに、軽やかに日々を過ごすためのエッセンスなのでしょう。
明るさと暗さは一緒に存在して、お互いを映えさせます。》
《ここにある吉兆を知る前、わたしの中では、茶柱が立つ、青い鳥に四葉のクローバーと、知っているものは少なく、その上どれも出会ったことがありませんでした。
ところがこの本のテキストを読んだすぐ後、そうかもしれないと思うことがわたしの身にも起こったのです。
その時、聞こえた気がしました。“信じてみてもいいのよ”って。
そしてひそかにお願いするような、信じてみる強さのような気持ちで絵を描きました。
きっと、読んでくださった皆さまにも、あのささやきが聞こえたらいいなと思っています。》
「明るさと暗さは一緒に存在して、お互いを映えさせます。」
この言葉には唸ってしまいました…。
「お互いを映えさせる」、か…。
なかなか、そうは思えなくって、私たちはつい、暗い方を否定してしまいがちですが。
明暗。陰陽。ものごとは対極のものと「対(つい)」となって存在するのでしょう。
その間でどんなふうにバランスをとるか。
…ボイスアートのまやはるこ先生が言われていた言葉とも繋がってきます。
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