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岩崎靖子監督 ドキュメンタリー映画「みつばちと地球とわたし」

2018/07/30
岩崎靖子監督 ドキュメンタリー映画「みつばちと地球とわたし」
一昨日の土曜日は、恵子さんに誘われて、茨木市にある「パナソニックリゾート大阪」まで「みつばちと地球とわたし」を観に行きました。

12時の上演開始時間に間に合うように、9時半に生駒駅中央線のプラットフォームで待ち合わせ、だったのだけど。
どうも茨木駅からのバスが混雑して乗れないかもしれないから、車で来てくださいという要請連絡が入ったようで。
「車、出してもらえる?」となって、急遽、車で出発。

ナビを掛けたら、30キロ、1時間未満での到着予定。
「なんだ…! 最初っから、車で出掛けることにしていたらよかったね。」といいながら車を走らせました。

そうそう…茨木から通われているクライエントさんもいらっしゃるのだけど、阪急とJRと近鉄に乗り換えて…というようなことを言われてたなあと思いだし。
逆走台風の影響で、ポツリポツリと降り出した雨の中を北上しました。

「清滝生駒道路」を通って四條畷市に出て、寝屋川市に出、淀川を渡り、茨木駅を目指して、そこから少し南下する。

希望予定時刻の11時半に到着しました。

 

映画上映の後に何か「催し」があるというので、何かお腹に入れておこうということになったのだけど、あいにく会場内のレストランは混雑していて。
売店でアイスクリームでも食べる? と買い求めようとしたときにカップ麺を見つけて。
お湯ももらえると聞いて、急いでそれも追加して。
給湯室でお湯を注ぎ、待つこと4分。「牛タン味 焼きそば」の出来上がり。

待っている間に、「なんか、順番が逆だけど…」と言いながら急いでアイスを食べ。
12時の上演開始に間に合うように、二人して大急ぎで食べて、
そんな風にしながら、何のてらいもなく一緒にそんな風にできる恵子さんの横顔を見ながら、
なんだか、私、恵子さん好きだなあ、と思ったのでした。

さて。
映画の最初のナレーション。
「みつばちが一生をかけて圧寝られるはちみつ……ティースプーン1杯。
 みつをあつめるために1日に飛び回る花の数……3000個
 私たちが口にする食べ物の70%が みつばち達の受粉のおかげ
 
 そしてみつばちは森をつくり、森が豊かな海を育て、すべての命が繋がっていく
 今、みつばち達が世界的に減っている みつばち絶滅は人類の危機
 この危機を何とかしようと立ち上がった養蜂家 船橋康貴さん
 みつばちをめぐって今、地球がひとつになる」

以下、買い求めたパンプレットからの引用です。


2006年頃から「蜂群崩壊症候群(CCD)が世界的に発生する。
2006年、アメリカでみつばちが一斉に巣からいなくなるという現象が頻発。
みつばちの活動範囲を調べても、どういう訳か死骸さえ見つからない。
この現象は「蜂群崩壊症候群(Colony Collapse Disorder)と名付けられた。

その後、カナダ、ドイツ、スペイン、イギリスなどヨーロッパ諸国にも拡大。
日本でも起きるようになった。
みつばちが減っている原因については様々な説がある。
温暖化、電磁波、有力視されているものとしてはネオニコチノイド系の農薬がある。
農薬に含まれる成分が、みつばちの神経を麻痺させるため、巣に戻れなくなるという。

みつばちの絶滅は人類の危機
みつばちは蜜を集めるのに、植物の受粉を手伝っている。
この受粉によって植物は実を成らせる。
私たちが口にしている食物のうち70%が、みつばちの受粉に支えられている。
学者の計算でこのペースでみつばちが減り続けるとあと10年で絶滅する、という説もある。
もし絶滅した場合、人類に食糧危機がおとずれる可能性もある。

地球では過去5億年の間に、恐竜など生物種の大量絶滅期が5度到来したが、現在は6度目の大量絶滅期を迎え、人類を含む全ての種が危機にさらされている。
衝撃的な研究論文が2015年、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表された。
人類の活動による自然環境の破壊が進む現在の地球の状況は、過去の大量絶滅の原因となった気候の激変と類似しているとした。
「生物は、急激に変化する状況への適応が間に合わず、絶滅する」とし、種の頂点に立つ人類も例外ではないと警鐘を鳴らしている。

ダンヒル教授らは、過去の大量絶滅の内、4度目に注目。この時の大量絶滅は、大陸的規模の火山の噴火が原因とされている。
この時、陸上に生息していたとされる恐竜を含む脊椎動物の化石の記録を詳細に調べた。
結果、噴火直後は火山近くの生物が死滅したが、最終的には被害が広がり、約80%の種が絶滅したことが分かったという。
噴火によって二酸化炭素などの温室効果ガスが大量に放出され、現在の地球と類似した温暖化が進行したことが原因としている。
ダンヒル教授は「われわれは人類の活動によって4度目の大量絶滅期と同じ状況を猛スピードで作り出している」とし、人類自らが節目角危機を招いていると指摘した。

みつばちをこれ以上減らさないために私たちにできることは何か
1、自然に感謝する…まずは自然に感謝する。私たちは自然に生かしてもらっている存在。そのことへの感謝がすべての始まり。
2、薬品の使用を減らす…ホームセンターなどで簡単に買える除草剤などにもネオニコチノイド系の成分が入っており、知らずに使っていることも多い。日常生活でできるだけ薬品の使用を減らすことが、生態系を守ることにつながっていく。
3、花や木を植える…薬品を減らして、花や木などの命を増やしていくことで、生態系の回復につながっていく。ひいては人間の心と体の健康にも影響していく。
4、買い物に気をつける…お金は投票権。モノを選ぶ時には、人はもちろんみつばちなどの生き物に優しい製法で作られている商品を選ぶ。たとえば食品であれば、原材料名に添加物が少ないものを。消費者が商品を買うことで、そういう活動をしている企業を応援することにつながる。


船橋康貴さんは、経済産業省産業構造審議会環境部会委員や、環境コンサルティング会社社長をされてこられた方のようですが、最終的に一般社団法人ハニーファームを立ち上げ、その代表理事をされています。
その人の活動を中心に映画は進んでいくのですけれど、語学が苦手でも、英語でのスピーチにも挑戦されていく。
その姿がホント一生懸命で、頭が下がります。

いろんな活動はボランティアスタッフを巻き込んで進められていくのですが、映画は、いいことばかりではなくいろんな軋轢や批判を向けられながらの歩みを、等身大で伝えていきます。

映画の中には富士山麓・朝霧高原で診療所をされている医師、山本竜隆さんや、漁師で森に木を植えた畠山重篤さんも登場します。
畠山さんは気仙沼の漁師さんなのですが、川が運ぶ森の養分が牡蠣の餌となる植物プランクトンを育んでいることに気づかれ、それで植樹活動、となったそうです。
山本さんは『自然欠乏症候群』という本を書いていらっしゃるので、その本を読んでみようと思います。

あれやこれや…考えることの多い映画でした。
今後も各地で自主上映会が開かれていくようです。

折しも、台風が逆走して近畿に向かっている中での上映会。
私にもできることは何だろう? できることをしていきたいと思ったことでした。

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