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大変な未来しかないわけない〜ヨシタケシンスケ作『それしかないわけないでしょう』〜

2019/01/09
大変な未来しかないわけない〜ヨシタケシンスケ作『それしかないわけないでしょう』〜
年末のNHKの「朝イチ」という番組で、
絵本作家のヨシタケシンスケさんが、紹介されていました。
MOE絵本屋さん大賞受賞4冠作家、なんだそうです。

ん…? ヨシタケシンスケ?
確か…何か持っていたなあ。
そうそう、『りんごかもしれない』だ!

テーブルの上のりんごを、
りんごかもしれない、でも違うかも…
と、ありとあらゆる角度から「検討」して、
まあ、りんごだろうというところに落ち着くんだけど。

その追究の仕方が、徹底していて。
まあ、哲学的とも言えて。

番組の中で紹介されていた、
『それしかないわけないでしょう』を早速取り寄せました。
2018年11月初版で、12月にはもう第3刷となっていました。
白水社から出ています。

家にいて、外の雨を眺めている女の子。
学校から帰ってきたお兄ちゃんに、
「未来は大変なんだ」と聞かされて、
ビックリしておばあちゃんに助けを求める。


そしたらおばあちゃんは、「だーいじょうぶよ!」って。
「未来がどうなるかなんて、誰にもわかんないんだから!」
「大変なことだけじゃなくて、楽しいことや面白いことも、たーくさんあるんだから!」
って、言ってくれる。

そうしたら、(絵本の主人公の)女の子も、
「お父さんも、、今日は晴れるって言ってたけど雨だった。」
と、言い出す。
…絵本の最初の出だしが雨だったことが、ここで効いてくるわけね、と思う。

あと、秀逸(しゅういつ)なのが、
「コレとコレ、どっちにする?」という「二者択一」で、考えるのではなく、
「どっちもなんか違うなーって思ったときは、
新しいものを自分で見つけちゃえばいいのよ!」
っていうおばあちゃんの言葉。

…そうね。
与えられた「枠」の中だけで、考えなければならないことは、ない。
「未来は、たーくさん あるんだから!」

それに勇気づけられた女の子は、
自分でもいろんな楽しい、面白い「未来」を考え始める。
そのバリエーションが、また意外性たっぷりで面白い。

なにか、目の前のことで思い詰めてしまって、
「それしかない…」としか思えないときに、
ふう〜っと肩の力を抜いて、
軽やかに、また歩き出すことができる絵本です。

それにしても…いいなあ。こんなおばあちゃん!

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