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神という字は「ネコ+1」〜折々のことば・鷲田清一#1793〜

2020/08/11
神という字は「ネコ+1」〜折々のことば・鷲田清一#1793〜
2020年4月21日の言葉。

神という字は「ネコ+1」  江坂遊

鷲田清一の解説。

「神」という字は、「ネコ」と長めのプラス記号と「1」に分解できる。
ネコは「神に近い存在」らしいと、猫をめぐる短編選『猫の扉』を編んだ作家は言う。
その理屈でいえば「犬」は「人」とマイナス記号と「、」からなる。
では人からどんな「、」を外すと犬になるのか。
読点(とうてん)だから、一息つくこと?
逆に一点集中?
でもどっちも犬のほうが得意そう。
人は格別な存在ではないらしい。

ふうん。「神」という字を、そんなふうに分解するのか。

昔、「話`」をどう読む?っていう「なぞなぞ」があったけど。
どう読むかわかりますか?

これは「てんで話にならない」と読みます。
まあ、そうね。「`」付きで「話」とは「違う」文字になっているものね。
「`」を「てんで」と読み、「まるで」「まるっきり」の意とする。
…うーん、なかなかハイテクニック! と思った記憶がある。

今回のは、「どんな風に分解してみせるか」がテーマだけど、
その分解の仕方、にウイットを効かせる。

ネコにどんな「1」を+(足す)のだろう?
…それは、必要な「1」なのか、余分な「1」なのか…?
ネコをネコ足らしめる「1」?

「神」に余計に加わった、もの。
それがあるが故に、「神」ではなく、「ネコ」となってしまうもの。

あ、動くものに本能的に反応してしまう、「闘争本能」かもしれない。

それがあるが故に、「悟れない」ね?
…でもまあ、ギリシアの神々なんか、恋したり嫉妬したり、で、まるで「悟って」いる風ではないけど、ね。


犬は?
…そういえば、父が亡くなって、1年ぐらい経った時に、死者と交信できる、という三輪神社近くの人に会いに行ったことがあって。
その人は「天」の上の横棒が、降りてきて「、」になって、「犬」となった、から、犬は天の使いなんだ、と言った。
私はふうん…と思って聞きながら、「それを、漢字圏でない人に、どうやって説明するんだろう?」と思った記憶がある。

まあ、そんなことはどうでもいいのだけれど。

「犬」は人から「、」を外す。
あれやこれやで、いっぱいになった、状態から、「一息つく」。
もしくは、そのことにより余計なものを削ぎ落とす。

ん? 犬のほうが、心の平安を保った「仏」に近いんではない?
…そんなことまで考えてしまった。

まあ、単なる「言葉遊び」なんだけど。
でも、なんか、違う地平が見えてくる気がするから、不思議。

画像は、一昨日に訪れた唐招提寺の蓮。
ふわっと、夢のように咲く花の一瞬を、うまく捉えられました。

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