そうね。そういう校長先生だから、公立中学校で「校則廃止」なんてできたのね。
校長に、そういう「自由裁量権」があるなんて、知らなかった。
だって。少なくとも私が知っている校長は、大抵が「教育委員会が…」とか「文科省が…」とか。
そういうのを引き合いに出してきて、ハッキリとは言わないけど、なんか、「自分は板挟み状態」を匂わせていたから。
それは勝手な「自己演出」だったのね。酷いなあ。ひどいし、醜い。
自分を被害者にして、自分で責任取らなくて「教育委員会」やら「文科省」のせいにするのは。
前川喜平さんは、「だいたいにして、文科省の言うことなんか聞いたらいけないんですよ」と言う。
20年間保管義務が課せられている「学習指導要録」だって、記載項目の「自由裁量」が認められていたなんて!
私たちは全く知らされてなかった。
もう、完全に。「このようであらねばならない」と思い込まされていた。
わざと知らせない、のは悪徳だ。
その文科省だって。最近では「学校のコミュニティー型運営」を言い始めている、という。
つまりは。地域社会、地域住民を巻き込まないと、基礎教育(小・中学校)は成り立たない、ということをやっと認め出した、ということね。
まあ、あたりまえなことだけど。誰のための、何のための教育か、を考えると。
地域の願いーー地域住民の想いが届かない、基礎教育なんて、そもそもベースが間違っているでしょう。
子どもたちが、今の生活がどのように成り立っていて、どのように家庭に、そしてどのように地域に育てられていて、ということを実感しない教育なんて、「絵に描いた餅」だ。
「市民」を育てないで、「受験学力」偏重の子どもを育ててどうする? 誰も幸せにならないし、誰も幸せにできない大人になるだけだ。
そうすると。「きのくに小学校」での教育カリキュラムは、まるで「学習指導要領」に反している、という話にもなって。
数字 -Number-(14個)一・二・三・四・五・六・七・八・九・十・百・千・円・玉
カレンダー -Calendar-(8個)…月・火・水・木・金・土・日・年
人 -People-(5個)子・男・女・王
体 -Body-(6個)人・口・目・耳・手・足・力
位置 -Position-(7個)上・下・左・右・大・小・中
学校・文化 -School&Culture-(8個)学・校・先・生・字・文・本・名
自然 -Nature-(9個)山・川・田・石・雨・夕・空・天・音
植物・動物 -Animal&Plant-(8個)林・森・花・草・竹・犬・貝・虫
動詞 -Verbs-(5個)見・立・入・出・休
生活 -Life-(10個)白・赤・青・早・正・糸・気・村・町・車
…確かに。「太」(小学2年)も同時に教えられない。「吠」に至っては、「小学校で習わない漢字」。
だけど、「きのくに小学校」では、このような例文で教える、と。子どもたちは漢字に興味を持って覚える。
こんな工夫が至るところにあるだろうな、という気がした。
機械的に覚えるのではなく、関連的に学習させる。
生徒たちに「関連把握力がない」と思うからこそ、その能力を育てるために私は30代〜40代に「テーマ単元学習」を組んだ。
(3)高等学校国語科における主題単元の実践(2000年)
「現代文」の授業を、3年間分、それこそ、「教科書」を作るつもりでカリキュラムを組んだ。
最初の時期は、まだ、教科担当者が、それぞれの授業に対して定期テスト問題を作成し、評価した。
私は、「きのくに小学校」の教育課程、教育カリキュラムを知りたい、と思う。
その分析からきっと、閉塞状態に陥っている今のカリキュラムの問題を、打開する方法論が見えてくる、と思う。カウンセリングルーム 沙羅Sara
あなたはあなたのままで大丈夫。ひとりで悩みを抱え込まないで。
明けない夜はありません。
電話番号:090-7594-0428
所在地 : 生駒市元町2-4-20
営業時間:10:00〜19:00
定休日 :不定休