「君はかわいいと」 安水 稔和
君はかわいいと
どうしていっていけないわけがあろう
ただ言葉は変にいこじで妬み深く
君とぼくとのなかを
心よからずおもいがちで
君とぼくとのあいだを
ゆききしたがらない。
だから君
ちょっと耳を。
どうだろう
言葉にいっぱい
くわせてやっては。
かわいいという言葉を
君のかわいい口にほおりこみ
君のかわいい唇のうえから
しっかりと封印しよう
ぼくの唇で。
奴めきっと憤然と
君の口のなかで悶死するにちがいない。
言葉の死んだあとに
愛が残るとすれば。
だから君
どうだろう。
(『愛について』人文書院・1956年刊)
こんな風に「告白」されたら、ちょっとトキメキますよね? 私の生まれる、ずっと前(!ちょっと言い過ぎ?)に作られた詩ですけれど、やっぱり人を好きになる気持ちは、時代が変わってもそんなに変わらないものだなあと思わされます。でもそれは私の感覚なんだろうか?
今頃の若者はどんな風に告白するんだろう? (「コクる」っていう言い方してるのを耳にしたことがあるけど…)この詩のような「コクり方」はどうなんだろう? 流行らないのかな? ちょっと大学生にでも聞いてみたい気がします。あ、今度のお茶会に来られるお母さんに聞いてみようっと!カウンセリングルーム 沙羅Sara
あなたはあなたのままで大丈夫。ひとりで悩みを抱え込まないで。
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