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からだの声を聴く(1)〜定行俊彰さんのゲシュタルト療法・ワークショップ〜

2017/10/23
からだの声を聴く(1)〜定行俊彰さんのゲシュタルト療法・ワークショップ〜
この週末は、GNK(ゲシュタルト・ネットワーク・関西)主催の「ゲシュタルト療法 ベーシック&アドバンスコース」のワークショップの日でした。
ファシリテーターとして、仙台から定行俊彰さんがきてくださいました。

定行さんは関西の方ですが、19から仙台にお住まいだそうです。
…大学生からか…と、思いました。
そう、宮城教育大学で、演劇の「からだのレッスン」を展開された竹内敏晴さんに学ばれた方だったのです。
最初に、「からだの声を聴く」ということがどういうことかの説明がありました。

人が長年抱えている問題は、PTSD(Post-Traumatic Stress Disorder)(心的外傷後障害)か、愛着の問題である。
「愛着の問題」とは、身体の虐待、心理的虐待、言葉の虐待などがある。
最近は「スマホ虐待」というものもある。
親がスマホゲームなどをさせておいて子どもに関わらないので、愛着形成ができない、というもの。
これは、パールズのいう「未解決の問題」につながる。

断片化した記憶…匂い、音、目つき、呼吸、内臓感覚など、脳を含めた身体で記憶される。
その身体に現れている筋肉などの記憶を聴きたい。

「やめてくれ!」「ちゃんと見てほしい」
子ども時代、自分の身を守るために封じ込めてきたものを、身体のレベルで再現することで、「今、起きていること」ではなく、「今は大丈夫」を身体に刻印する。
そうして過去の問題から脱する。
過去の問題は、封じ込めても「漏れ出す」から、いつも同じパターンにはまる。

ほとんどの場合、自分の持って生まれたものではなく、自分の身を守るために自分が行なってきたこと。

愛着(虐待)の問題は、そこに戻っていくときに、クライエントが過呼吸などのパニック発作になるかならないかで、手法が異なってくる。
パニック発作は「今、ここ」にいない状態。
「今、ここ」に戻ってこれるという、「自己制御感」が大事。

それから、定行さんは、言葉での説明をとても大切にされているとのことでした。
「言葉で落とし込まないと、人間は経験だけでは深まらない」。

こういった説明ののち、個人ワークが始まりました。
1つ目のワーク後に話されたことは以下のとおり。

身体の記憶を「今」に持ってきたい。
何度も同じことが繰り返されるのは、海馬や扁桃体で記憶された過去の出来事が、ずっとアイドリング状態だから。
このアイドリング状態にストップをかける。

何か、危機的状況に面したとき、「闘う」か「逃げる」か「固まる」か、しかない。
誰も安心させてくれないと身体は固まり続ける。
「やめて!」「やめろ!」と、ワークで「闘う」ことで、固まり続けることを完結させる。
身体から力が抜けるのは安心した、ということ。
この状態を脳に記憶させる。

クライエントが「怖い!」となったとき、怖いところからどう戻ってくるか。
「僕の方を見て!」「息をして!」と声掛けをして、今は安全なんだよ、今は怖いことは起きていないんだよということを確認させる。
それを耳から入れるか、触ることで入れるか、の方法をとる。

「怖いこと」に直面させるかどうかは、クライエントの状態による。安全確認をして、今起きていることが過去の残骸であることを確認していく。

直視させるためには、セラピストがどのようにして安全性を担保するのかが大事。
セラピーの目的は「日常が豊かになること」。
クライエントの内的ケアに向かうエネルギーを、創造のエネルギーに変えることで、日常が豊かになる。

長くなったので、私が受けたワークショップと、スーパーバイスは、次回に。

画像は、朝の杏樹(アンジー)との散歩で見かけた、ご近所の庭先の鳥かご。
私たちは、自分で作りだした狭いかごの中でもがいているのかもしれませんが、自分を解き放つ方法はあるのです。

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