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いじめ43%増32万件〜毎日新聞10月27日付朝刊トップ記事〜

2017/10/30
いじめ43%増32万件〜毎日新聞10月27日付朝刊トップ記事〜

毎日新聞の10月27日付朝刊のトップに「いじめ43%増32万件」という、全国小中高校と特別支援学校が2016年度に認知したいじめは、前年度比43,8%(9巻8676件)増の32万3808件で、過去最多を更新したことがわかりました。

26日に文部科学省が公表したようです。

3年連続の増加で、初めて30万件を超えた、とあります。

新聞記事を引用します。



文科省は、これまで対象から外していたけんかやふざけ合いのうち、心身の苦痛を感じるような一方的な暴力を伴うようなものを今回からいじめに含めたことが大幅増の要因と見ている。

小学校は前年度比56,8%増の23万7921件、中学校は同19,8%増の7万1309件でそれぞれ過去最多。高校は同1,7%増の1万2874件、特別支援学校は同33,8%増の1704件だった。

いじめの内容(複数回答)は「からかいや悪口」が62,5%で最も多く、「遊ぶふりをしてたたく、蹴る」(21,6%)、「仲間はずれ、集団による無視」(15,3%)と続いた。インターネット交流サイト(SNS)など「パソコンや携帯電話での誹謗、中傷」は、3,3%だったが、高校では17,4%と2番目に多かった。

いじめ防止対策推進法で定める「重大事態」は前年度比86件増の400件。このうち生命や心身などに重大な被害が生じた疑いがあるのは34件増の164件だった。自殺した子供は244人で、そのうちいじめ問題を抱えていたのは10人、教職員との関係で悩んでいたのは3人だった。(中略)

一方、全国の小中高校で、年間30日以上欠席した不登校の児童・生徒は前年度比4,2%(7423人)増の18万2977人。暴力行為の発生件数は、同4,7%(2651件)増の5万9457件だった。



とあります。認定の仕方が変わったから、というのもあるかもしれませんが、それにしても凄い数ですね。

高校ではSNSでの中傷が多い、というのも、分かる気がします。

私が勤めていた頃も、学校の「裏掲示板」なるものがあって、それはひどい悪口が書かれていたりしました。

当然、見つけたら、即、指導でした。…これがなかなか大変だった記憶があります。ちょっと書き込んだ、程度の認識しかない生徒がたくさんいました。

 

さて、翌日の奈良版では、「高校不登校 過去5年最多」という見出しで、次のような記事が掲載されていました。



県教委によると、不登校の数が増えたのは高校だけ。小学校が前年度比65人減の274人、中学校は同78人減の1016人となっている。

(高校は前年度比152人増の548人。)

不登校生徒のうち全日制の256人を対象に各校が回答した不登校の要因(複数回答)は、「学業の不振」が50名(前年度比19人増)で最多で、「いじめを覗く友人関係をめぐる問題」が49人(同18人増)だった。

前年度から増加が目立った項目は「進路に関わる不安」の41人(同25人増)だった。



う〜ん…。「県教委は今年度から県立高校33校にスクールカウンセラーを置くなどし、対応している。」とありましたが。

臨床心理士資格があっても、なかなか学校が置かれた状況を把握するのは難しいでしょうね。ましてや、週一回などでは。

また、機会があれば元同僚だった、現在お勤めの方に聞いてみたいと思います。

 

それにしても…これだけ多くの子どもたちが、そしてその親たちが苦しい思いをしている、と思うといたたまれない気がします。

そして、その対応をする教員も、仕事がいっぱいいっぱいで、なかなか手が回らない、のではないか…。

あれこれ気を配ってあげなければいけないと思いつつも、自分ももういっぱいいっぱいで。

そんな自分に自己嫌悪してしまって、苦しい思いをしている教員も多いのではないか、と思ったりします。

 

なんとかなりませんかね。この状況。みんなが苦しい。

もう少し、教育に予算が取れないものでしょうか?

いきなりとってつけたような高校無償化の方向よりも、もう少し人員の配置ができないものか、と。

スクールカウンセラーも、常駐で各校1名配属できないものか、と思ったりします。

教員が疲弊してしまっては、子どもたちのケアはできませんから。

 

教員支援を本気でやっていきたいと思う今日この頃です。

 

画像は、広島を離れる前に、元同僚のお姉さま夫婦と熊本に旅行に行った際に寄ったふぐ料理のお店。

階段下のネコは置物でしたが、こんなふうに寄り添えたら、と思います。

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