一昨日は、今月のミミさんとの「お泊まり酒盛り」でした。
先月に二人の今年の「お誕生日会」をしたときに、残りの人生もうちょっと頻繁に会いたいね、という話になって、それで、定期的に「お泊まり酒盛り」をすることにしたのです。
午後7時過ぎにお店に着いたならば、ちょうど最後のお客さんが帰られるところで。
私は、杏樹(アンジー)連れでした。
ミミさん家のネムちゃん(白い猫)とアンジーが、前に会ったときにはそれほど悪い雰囲気ではなかったので、もう少し慣れてもらいたくて。
…まあ、犬と猫とは相性悪いとは思うけど。「犬猿」ではないから。
ネムちゃんは用心していましたけど、アンジーに興味津々で。
アンジーを、専用の「抱っこひも」に入れたまま(つまり、カンガルーのように、身体の前で抱っこしたまま)食卓で座っていたら、どんどん近づいてきて。
ほんの近くまでやってきて、観察してた。
あ、吹かないんだ! って発見でした。
…猫って、怒るとフーって吹くでしょ?
先月開けそびれたシャブリを開けて。
美味しいフォアグラが、まだあって。
持っていった「豚ミンチ」で、ミミさんはタマネギとの炒め物を作ってくれて。
山ほどのグリーンサラダを二人して平らげて。
…それから、持っていったおつまみっぽい「砂肝の塩こしょう和え」を平らげ。
すっごくたくさん食べました!
8月に子どもたちが帰ってきて、みんなで、節夫さんの「散骨」に行くそうな。
…どこに散骨するの? って聞いたら、小豆島の海って言ってた。
…海か…。私は海は怖いな。
私は「二上山(ふたかみやま)」がいいって、ずっと前から言ってきた。
…なんでだろう?
20代の頃にここがいい、と思った記憶がある。
現身(うつそみ)の人なる吾れや 明日よりは二上山(ふたかみやま)を弟背(いろせ)と吾が見む (大伯皇女・万葉集巻二)
「大津皇子の亡骸を、葛城の二上山に移葬し奉った時、大伯皇女の御歌二首」と詞書きのある第一首目の歌(165)。
大津皇子は陰謀で謀反の罪に問われて処刑された人で、大伯皇女は同母姉弟。
この歌は、二上山に埋葬された弟を悼んで詠まれた歌。
「この世に生き残った私は、明日からは二上山を弟として見ねばならぬのだろうか」
…なんか、大伯皇女(おおきのひめみこ)の嘆きが、私の胸に突き刺さり。
それから、山頂にあった、少し小ぶりの木が、いい感じで。
でも、奈良に帰ってきてからまだ行ってないので、今の様子がどんな風なのかが分からないのだけれど。
散骨って聞いて、ぼんやりと、ふたかみやまに思いを馳せたのでした。
画像は、翌朝5時半の、飛火野(とびひの)。…大学生の時の私の庭。
アンジーは、よそん家が落ち着かなくて、早い目覚めで。
ワンワン鳴き出すから、お散歩に出掛けました。
多くのカメラマンが、三脚構えていました。