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子どもを信じるということ〜「不登校『ほっ』とネット」〜

2018/07/23
子どもを信じるということ〜「不登校『ほっ』とネット」〜
奈良県教育委員会主催で「不登校『ほっ』とネット」という催しがあることを広報か何かで知り、先週土曜日に参加してきました。
参加対象者は「県内の幼児児童生徒の保護者及び教育関係者」となっていて、…う〜ん…私は参加できるのかな?と思って事前にお問い合わせをしました。
参加OKということだったので、会場の県立教育研究所(磯城郡田原本町秦庄)まで出向きました。

「情報交換会」と「地域別交流会」の二部立てて、「情報交換会」は「小学生への支援」「中学生への支援」「高校生への支援」に分かれていました。
「地域別交流会」も「県北部」「県中部」「県南部」に分かれていました。

「情報交換会」は、保護者のひとりが発表し、参加者からの質疑応答があり、指導助言者として大学教授がいらっしゃるという形でした。

ひとりの保護者の発表を聴いていて、感銘を受けたことをどうしても取り上げたくなりました。

 

精神的なストレスから「痙攣(けいれん)」を起こすようになった我が子を、ご両親は「あ、また踊り出したよ!」と一緒になってその状態をまねた、というのです。

そうすると子どもは笑いだし、そのうち痙攣が治まって…ということを繰り返した、というのです。

 

本当に驚きました。「痙攣」を笑い飛ばすなんて!

 

私は、朝起きてこなくなって、ベッドに横たわったままの子どもを見たとき、何か、これまで見たことのない我が子に、一種、とても違和感を感じたことを覚えています。

…正直に言うと、私はその、「これまで見たことのない」我が子が、そうだ!これは紛れもなく我が子なんだ!と受け入れるのに3ヶ月掛かったのです。

 

笑い飛ばすどころか、とても深刻で、とても悲壮だった。

 

3日も顔を見ないことが続いて、どんな状態でもいいから生きていてほしいと心から願って、そこでやっと私は子どもと向き合えたのでした。

そういう経緯を持つ私でしたから、そんな「受け入れ」ができるのかと心底びっくりしたのです。

 

「なぜ、そんなことができたのか」という私の質問に、お母さんは、「夫が、学校に行ってないだけで、子どもは何もこれまでと変わりがない。今までずっと育ててきたこの子に変わりはない、と言ってくれた」と明かしてくださいました。

…そう。これまで見たこともない姿であっても、これまでと何ら変わりなく我が子なんだと受け入れることからしか、始まらない。

その「受け入れ」ができない限り、どこかで「これは我が子ではない」と否定している限り、その「否定」を寸ぷん違わず子どもは感じて、引きこもる。心を閉ざす。

 

けれど、本当に「これまで見たことのない我が子」を受け入れるのは、苦しい。

それは、これまでの自分を否定するかのように感じられるから。

何を間違ったのだろうと、足元が崩れるような頼りなさによろめいてしまうから。

 

その時に必要なのは、「根拠なく楽観的であること」かもしれません。

そのお母さんも「深刻になるぐらいなら、笑い飛ばそうと思ってました。」と言われました。

ずっとこのままであるわけではない、と信じること。

今は、ストレスからこんな見たこともない状態かもしれないけど、いずれ、エネルギーを溜めた我が子は動き出す。

その「未来」を信じること。

 

今度、お子さんの「起立性調節障害」に悩むご両親がカウンセリングに来られます。

「今の姿」が未来永劫変わらない訳ではない、「今のお子さん」を受け入れることで、違うお子さんが立ち現れてくることを、まずは私たちが信じましょうというお話ができたら、と思います。

 

画像は、朝のアンジーとの散歩で見かけたアガパンサス。

薄いブルーが涼しげです。

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