昨日は、午後から従姉妹宅に訪問しました。…実に40年ぶりくらいです。
ちょっと親同士があまりうまくいってなくて、それで疎遠になっていたのですが、ひょんなところから再会することとなりました。
そもそもは従妹が、このコラムを読んで「メルマガ登録」するのに、メールをくれたことがきっかけです。
結婚改姓していたので、名乗ってくれなかったらわからなかったのに、です。
子どもの頃、一緒に遊んだのは従姉の方で、従妹の方は余り一緒にいなかったのですが、「親同士は仲良くなかったけど、私はあなた方に悪感情は持っていません」と返事しました。
それからまた、従妹がコラムの感想をメールでくれたりもしました。
2日前に、手土産をと思って和菓子屋さんに行き、…そうそう、お酒のつまみにとデボラ(干し魚)を送ってくれた広島の友人にも、奈良のわらび餅を送って、と。
その頃から、嬉しいような、ちょっと不安なような気持ちになってきたのでした。
出かけに玄関に来た杏樹(アンジー)が、「どこ行くの?」と首をかしげるので、「…アンジーも行く?」って聞いたら、「ワン!」と明快に答えるので、「じゃ、行こうか」ということになったのでした。
伯父に会い、従姉妹に会い、そして従妹の子どもたちにも会いました。
…気がついたら、2時間以上経っていました。
玄関先で、なんだか急にハグしたくなって、従姉にハグしました。…涙が出て来ました。私はこの従姉が嫌いではなかった。むしろ好きでした。
高校生(だったと思う…)の私にトルーキンの『指輪物語』の文庫本シリーズをくれた記憶があります。
母の束縛を感じて苦しくなった時、よくこの従姉はどうしているだろう、と思いました。
…同じような束縛を母親から受けている気がして。
従妹にも「ありがとう」のハグをしました。
勇気を出して連絡くれなかったら、こんな風に会えていないので。
ちょっと別れ難い気持ちになりました。
まあ、また会えるよね? R子ちゃん、K子ちゃん。
K子ちゃんは、唐突に「カラオケ好き?」って聞いて来た。
「うん」って答えたら、「じゃあ、一緒に行こう!」って。「いいね」と返した。
そうね。親は親。私たちは私たち。R子ちゃんだって、もう半世紀生きてきたんだものね。
残りの人生、今まで生きて来た長さもない。
楽しいこと、しようね。
お土産は、従姉お手製の「梅シロップ」でした。