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月には国旗より、うさぎがにあう〜清水たみ子の詩「月」〜

2018/12/14
月には国旗より、うさぎがにあう〜清水たみ子の詩「月」〜
華為技術(ファーウェイ)を巡って、
騒々しいニュースが流れていますね。

でも、ネットで検索を掛けたら、
その経歴や注文履歴も把握されている…
というようなことを既に言われていたような。

まあ、そうですよね。
AIがビックデータを解析していますよね。

中国はかつて「ドラえもん」も中国製だといった国だから、
まあ、排除したくなる気持ちも分からなくはないですが、
でも、これはアメリカとの「冷戦」である気がする。

しかし「逮捕」であるとか、
その報復でカナダ人の「拘束」であるとか、
ホント、覇権争いですね。

そんな世の中の動きで思い出した詩があります。
清水たみ子の「月」という詩です。
「読書への誘い」第109号で紹介したものです。

  「月」   清水 たみ子

 

 月をみるとき思う、

 あそこに、アメリカの旗があることを。

 むかしお話のうさぎがいたところに、

 いまは、星条旗が立っているのを。

 

 わたしは思う。

 宇宙船アポロよ、

 うさぎをのせていってほしかった。

 静かの海に、クレーターのふちに、

 子どもたちみんなの ぬいぐるみのうさぎを、

 すわらせてほしかった。

 月をみるとき、みんなが、

 あそこに、やさしい地球のうさぎが

 すわっていることを思うように。

 

 月には、

 国旗より、うさぎがにあう。

  (詩集『あまのじゃく』1975年刊)


40年以上前の詩なのですが、ね。
今でも通用するような気がします。

グーグルマップのストリート・ビューだって、
あんなに詳細なのは、
軍事に使うためだと聞いたことがあります。
なんでもそうですが、
生活に便利なものは、使い方次第で、
兵器になるのですね。

そんなものに取り囲まれた生活の中で、
自分だけが「関係ない」では済まされない…。

難しいですね。
自分が「加担」しないで済む生き方をしようと思うと、
やはり、世の中がどんな風に動いているのか、
その正確な情報を得るように
アンテナを張っていないといけないのかもしれません。

画像は前回に引き続き、尾道の宮沢賢治の館。
こんな風に坂の途中にありました。

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