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沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
絵本の世界
2017/01/21
長谷川摂子作・ふりや なな  画の絵本『めっきらもっきら どおんどん』  
遊ぶ友達が誰もいなくて、しゃくだから大声でめちゃくちゃの歌を歌った、かんた。
「ちんぷく まんぷく あっぺらこの きんぴらこ じょんがら ぴこたこ めっきらもっきら どおんどん」

すると、どどーっと風が吹いて…穴の中に吸い込まれ、出会ったのはおかしな3人、「もんもんびゃっこ」と「しっかかもっかか」と「おたからまんちん」。
3人と楽しい時間を過ごしたのだけれど、さて、どうやってかんたは、お家に帰れたのかな?

なんだか訳のわからない、呪文のような言葉が楽しく、ついつい口にしたくなります。
…でもこれがなかなか一口には言えないものなんです。
子どもたちは夢中になって「れんしゅう」しますよ。

ふりやななさんって確か外国にお住まいだったような…。
ダイナミックな画面構成も魅力です。
「こどものとも 傑作集」としてハードカバーで出ています。福音館書店です。

絵本の世界
2017/01/20
ジョン・クラッセン  作『ちがうねん』  
アメリカの長編アニメ映画、ミュージックビデオ、社説記事のイラストレーターとして活動していたジョン・クラッセンが『THIS IS NOT MY HAT』という題名で2012年に発表した絵本を、日本の絵本作家・長谷川義史が大阪弁で翻訳したものです。クレヨンハウスから同じ2012年に発刊されました。

大きな魚から帽子を盗んだ小さな魚…。逃げていきます…、さて、逃げ切れるでしょうか⁉

絵本の帯には「ぴったりやわ」と言って逃げていく小さな魚に、「なにが ちがうねん。とったら あかんやろ。」という言葉が添えられています。

この絵本は最後の勤務校となった広島県立五日市高等学校の3年生の選択授業「国語表現」で、2014年に取り上げました。屋久島よりもさらに南の「徳之島」出身の新任教員の協力を得て、「徳之島弁」で読んでもらったものを授業で聞かせ、その上で「広島弁で訳す」という課題を出したのです。グループでの作業としました。それで、元の英語版も揃えました。

絵本を開くと、元々のこの本の面白さと同時に、2年半前の授業で生徒たちがキャアキャア喜んで取り組んだ姿が思い出されます。
この教材の前にはちょうど「アナと雪の女王」が公開されていたので、主題歌の翻訳にも取り組ませました。松たか子が歌っていた訳(「ありのままで」)があまり好きでなかったので、わたしならこう訳すけど、生徒はどう訳すだろう? というのをぶつけてみたかったのです。

こういう風に、自分の感性をぶつけてどんな反応が返るか、それが授業の醍醐味でした。「ふふふ…まだまだだね…。」と思うこともあれば、本気で「凄いね!」と称賛したことも数多くありました。私は「凄い!」と思ったらそう表現するので、(逆に? と思ったらそのまま首をかしげるので)、それは教員としては未熟だったかもしれません。でも、自分が楽しめないでいるものを授業として展開しても、生徒も楽しめないのではないか、という思いはありました。だから、「古典」よりは「現代文」とか「国語表現」といった科目を教えるのが好きでした。私自身も意外な発見ができたし、クラスによっても反応が違うので、同じ展開にはならなかったので。そのライブ感が好きでした。

学校という組織はあまり好きではなかったけれど、授業以外は担任業が好きでした。…特に3年生の担任業が好きでした。人生が比較的大きく変わる分岐点に関わらせてもらえることに責任と幸せを感じていました。だから、本当に早期退職するかどうか1年間悩みました。

『ちがうねん』を手に取り、そんなあれこれを思い出しました。


子どもとの時間
2017/01/19
子どもとの時間(2)保育園(真理先生)  
子どもが宿ったとき、私は教育委員会から長期研修が許可されて大学院に行っているときでした。(許可された、といっても院試はしっかりあって、もう一度英語や変体仮名を学ぶ羽目になりました。)現職教員の長期派遣は2年間なのですが(1年目は丸々学生なのですが、2年分の単位を全て取り、2年目は職場に戻って通常の業務をこなしながら修士論文を書く、という生活です)、2年目の5月に出産となったため、間に育休を挟むことになり、全国初の「3年派遣」となりました。

それはよかったのですが、その代わり、子どもが1歳になるまで取れるはずの育休は、4月復帰を命じられ、11ヶ月での保育園行きとなりました。

初めての登園日、泣くだろうな…と不安だったのですが、その日迎え入れの先生が真理先生でした。「ふえ〜」と泣き顔になったものの、真理先生に「Kちゃん、おはよ」とにこやかに迎えてもらった子どもは、キョトンとして泣き止みました。それで安心して職場に向かったのでした。

ところが、次の日の迎え入れは別の先生でした。子どもは大泣きし、私は後ろ髪を引かれる思いで保育園を後にしました。
次の日も次の日も大泣きでした。「お母さん、まあ、慣れるまではそんなものですよ。大丈夫。そのうち泣かなくなります。」と保育園の先生に背中を押され、職場に向かったものでした。

ところが、どうも真理先生が迎え入れの日は泣かないことに気がつきました。真理先生が担任の先生、ということもあったでしょうが、でも私は初日から泣かなかったことにも気づいていました。

一年近く経って、こどもが2歳近くになったとき、ちょっとママのヤキモチがむくむく湧き上がってきて、帰りの車の中で「ねえ、Kちゃん、ママと、真理先生と…どっちが好き?」などと口にしてしまいました。後部座席にチャイルドシートを設置していたので、子どもの様子は見えませんでした。


しばらく経って、子どもの答えは「…パパ!」でした。…負けました。

子どもとの時間
2017/01/18
子どもとの時間(1)小学校1年(反対語)  
確か、子どもが小学校1年生の終わり頃のこと。国語のドリルか何かやっていて、問いは「はんたいのことばをこたえましょう」で、①おもい ②はやいの「はんたいのことば」を答えさせるものでした。子どもの解答欄を見ると、①いもお ②いやは  と書いてあって、一瞬何のことかわからなかったのですが、はあはあ、逆さまから書いただけなんだと気づきました。

「いやいや、Kちゃん、そうじゃなくてね、…う〜んと、例えばね、ゾウさんは重い。ネズミさんは?」と尋ねると、「かるい!」と元気よく答えました。「そうそう!そしたらね、『ウサギとカメ』のウサギさんは?」「はやい!」「そうだね。じゃあ、カメさんは?「おそい!」と得意そうに答えました。そして、最初に書いていた答えを消しゴムでゴシゴシ消し始めたのでした。

なんだ…ちゃんと答えられるじゃない。そりゃあね、あれだけ絵本読んできたんだものね、と私はひとり、悦に入ってたのに、子どもの②の解答欄に「かめ」とあるのを見つけてしまったのでした。

またしても頭の中が???となった私は、国語の教員としてここでひるむわけにはいかず、「あのね、Kちゃん、『何が』を答えるんじゃなくて『どんなふう』を答えるんだよ」と発問し直して、やっと正解に辿り着いたのでした。

思えば、あの頃から発想が人と違ってたのね…この子…。

但し、後日、このエピソードは高校生に品詞を教えるときに、「…今の話の、『何が』と『どんなふう』の品詞はそれぞれ何?」というように使わせていただきました。…転んでもタダじゃ起きないママでした。

母との暮らし
2017/01/17
ルンバさん  
広島のマンションを引き払って奈良に帰るとき、母からは「とにかく、モノは持って帰らないで」「タンスは捨てて帰ってね」などときつく御達しがあって、本も段ボール箱に10箱は古本市場に引き取ってもらい(でも大半は捨てられず…)、一揃いのタンスと食器棚と、ローランドの電子ピアノは友人に貰ってもらい、絵画類も大方貰ってもらい、本箱は全て捨て、…衣服もかなり捨て、買ってまだ1年ぐらいしか経ってなかったベッドと、マルニの一枚板のダイニングテーブルは「勘弁して」と言って引っ越しの荷物としたのでした。…あと、半分に減らした食器と。それから、お気に入りのミュシャのリトグラフ2枚と。

渋い顔の母が、殊の外喜んだのはAIお掃除ロボットのルンバでした。

「ルンバさん、早起きやなあ。もう掃除してはるわ」
いやいや、そういう風にタイマーセットしたの私なんだけど、と思いつつ「ルンバさん」に引っかかり、「なんで、ルンバに『さん』をつけるの?」と聞くと、逆に戸惑ったように「なんでて…ちゃんとお掃除してくれはるやん」と敬語続き。「働きもんには、そういう風に丁寧に言わんと。」ということだそうです。

「あんたのま〜るく掃除するのとちごて、隅々まで掃除しはるの、私大好き。」とのこと。はあ、そうですか。「ちゃんと、玄関先では止まらはるし。」
いやいや、だから、ウォール設定したの私なんだって!

…という話をゲシュタルト仲間のともこさんにしたら、「ちょっとルンバの設定変えて、お休みの日も作ったら? それでお母さんが『なんで?』と聞かれたら、『ルンバも休みが欲しいんじゃないの?』と言ってみたら」…だそうです。うん、それもいいかな、と思ってしまった。

母の頭の中ではブラックボックスなんだろなあ…と思いながら、私もSNSとか全然ついていけてないことを思い出し、「ま、似たようなものか」と思ってしまった。ラインデビューも子どもに教えて貰って最近のことだし。スタンプあんまり上手に使えないし。子どものスタンプに「これ、どういう意味?」と尋ねて「フィーリングっすよ」というスタンプを返される始末。

将来、杏樹(アンジー)が私より先に死んだら(多分、そうなると思うけど)、私、介護型AIロボットと暮らしていると思う、と発言すると、皆さんの反応はまちまちでした。「AIはどこまでいってもAIよ…!」と言われたので、「でもまあ、学習してくれて、私の好みを理解してくれるなんて、癒されると思うけどなあ」と私。子どもに「関西で就職して!」と言うよりいいと思うんだけど。できるだけ縛りたくない、という気持ちが強いんだけど、そのためには元気で生きていかなきゃね。
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