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  1. コラム
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沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
詩の世界
2017/08/23
状態の悪い自分とつき合う方法〜中原中也の詩「北の海」〜  
お盆を過ぎましたが、まだまだ残暑厳しいですね。
日中の気温は、連日34℃まで上がっているようです。
でもまあ、日没後の気温は、少し下がって過ごしやすくはなりました。
今朝は、なんとなく冬の、波が荒い日本海を思わせる詩を。「読書への誘い」第25号で紹介したものです。
続き
子どもとの時間
2017/08/22
子どもとの時間(8)大学4年生 ⑤  
昨日、子どもが下宿先に帰っていきました。
…帰る前の小1時間、子どもと話をしました。
帰ってきた日、その翌日、に話したことと少し違う角度から。

最初に私は、ボイスアートのワークで、「9歳の私」を思い出したことを話しました。
バスに乗り間違えて、気づいた時点でバスを降りて歩いて戻り、もう一度バスに乗り直した話。
予想もしなかったことが起きるけど、…それは人生よくあることで、「なんでこんなことに…」と言ってないで、起きた時点で、起きたことを受け止めて、とにかく、なんとかするしかないんだ、と。

それから…前期の成績予測と、…「落とした」と思うものは何が原因だったのか、を問いました。
子どもは、6月後半ぐらいから気持ちが落ち込んだんだ…と答えました。
え? 何かあった?  …いや、卒業できんと思うと…。

「ああ! Kちゃん、3月に教務課に話を伺いに言った時、担当の方がそんな時のために、いいこと言ってくれたよ、覚えてない?」
「…覚えてない」
「将来(さき)のことを考えたら、限りなく不安になるから、考えない。とにかく、今日のことを考える。今日の授業の整理を今日、済ませてしまう。それで、OK。それ以上のことは考えない。そうやって毎日を積み重ねる。…そういう話をしてもらったよ。」

何か、落とし穴にでもはまり込んだ気持ち、かもしれない。
でも、一歩一歩、歩くしかない。
その延長に、未来はある。きっと、ある。

「今、苦しいね。でも、きっと…自分の財産になるから。ね?」
あれやこれや。私の抱えている問題を、今回帰ってきてすぐに、話していた。
「私の抱えている問題は、Kは応援してくれることはできても、代わることはできないでしょう?  Kちゃんも同じだよ。私は応援できても、代わることはできない。…だから、頑張ろう、ね?」

「うん。…頑張る」と子どもは答えました。…何か、無理強いしてないか、私はよくよく、その横顔を見つめていましたが、よくわかりませんでした。
私は…思わず抱きしめるだけでした。

不安だろうな…辛いだろうな…そう心痛めても、代わってあげることはできない。
クライエントさんも、そう。ああ、本当に辛いだろうな、と感じても、代わってあげることはできない。
自分の荷物は自分で背負うしかない。

でも! 自分の荷物を自分で背負う姿をみせることで、何か、励みにはならないか…そう思って、教員の仕事もやってきた。
生徒たちに「勉強しなさい」というなら、自分も授業研究しないと言えないと思ってきた。
自分が努力しないのに、人に努力を言うのは間違っていると思ってきた。

今も同じ、だね。
頑張るから。私も頑張るから。だから、一緒に頑張ろう、ね。
でも…ガチガチに頑張るんじゃなくて、ゆったりと、周りの景色も見ながら、がいいなあ。
…そうできればいいね。…ね?

画像は、11年前の家の植木鉢に咲いた花。多年草で毎年花を見せてくれました。
横に、開きかけの花が見えます。…今から咲く子どもです。

ボイスアート
2017/08/21
ボイスアート・学びの時間(1)  
昨日は、まやはるこ先生の「ボイスアートの勉強会」に初参加しました。
月に一度、神戸のセッション・ルームで行われているものです。

「お辞儀呼吸法」で、意識を自分軸に戻すことをして。
まず、「与える」ということについてのお話がありました。
これは「受け取る」ということと、横軸と縦軸の関係にある、と。

「与える」ことをしようとする時に、「奪われてしまうかもしれない恐怖」に捕らわれることがある、と。
そんな時は「自分の呼吸に還る」ことで「『与える』に還る」のだと。
「自分の呼吸に戻る」とは、自分はどこに在るのか、自分をからっぽにして「分かち合う」立ち位置に立つこと。
そのためには自分の感じている「恐怖」を自覚できることが大事、「気づく」ことが大事。「気づく」ことが「自分を見る」ということである、と。

私にとっては「奪われてしまうかもしれない恐怖」とは「呑み込まれてしまうかれしれない恐怖」のように思えました。呑み込まれて、私の存在が無くなってしまうような…。
心の調子が良くない時に、人前で話をする時、授業をする時に、感じたことがあります。
自分がしっかりとそこに居ることができなくて、ゆったりできなくて、ホント文字通り「心、ここに在らず」の状態。
人前であがったりするのは、こんな時かもしれません。

…そういえば、あがってるな、と自覚した時は、私は無意識に息をゆっくり吐いていた。
肩の力を抜いて、ゆったり構えることを、誰に教わるとなくしていた気がします。

次に「分かりません」という言葉の意味について。
よくよく考えを巡らせて、「わからない」という場合と、「分かりたくない」「考えたくない」という場合の「わからない」がある、と。
後者の場合、「教える」ということをやってはいけない。なぜなら、「教える」ことは「情報を与える」ことだから。
そうではなく、「伝える」ことを。「伝える」とは分かち合うこと。
「分かち合う」とは許し、解放すること。そこには必ず「気づき」がある。だから、安心して不思議と開かれていく、と。

それから、二人組みになって「楽しかった子どもの頃」をテーマに、ワークを行いました。
私は、参加人数が奇数だった関係で、まや先生と組みました。
「楽しかった子どもの頃」を扱おうとすると、いつも私は困ってしまいます。
何も出てこないからです。

目を閉じて、年齢退行を行なって、私が思い出したのは、9歳ぐらいの時、3歳下の妹を連れて、ピアノの先生のお家にレッスンに行った帰り、バスを乗り間違えて、家のバス停まであと少し、のところで右折レーンにバスは入っていって、「あ、違う…」と絶望的な気持ちになってバスが右折するのを見ていた私。
妹はべそをかき出すし、泣きたいのは私も一緒、なのに、どうにかしなきゃ…と必死で考えていた。
…とりあえず、次のバス停で降りよう。
運転手さんに、乗り間違えたことを言って、余分なお金がないことを言ってみよう。
それから…バスが曲がる前の道まで歩いて戻ろう。バスは高架橋を渡ったから、ちょっと距離はあるけど。
それから、バスをよく見て、もう一度お家までのバスに乗ろう。

泣かんでいいよ、大丈夫、お家に帰れるから。
そう言って、妹の手を引いて、歩き出したことを鮮明に覚えています。
運転手さんは、運賃はいい、と言ってくれた。
とりあえず、バスに乗るお金はある。
大丈夫。大丈夫。

家にたどり着くと、母に叱られて。どうして間違えたりしたの? と。
だから、この話は私には「失敗した話」として記憶されていたのだけど、まや先生から「大事なことは無事に家に帰れたこと。不安でいっぱいのマコちゃんに、今のまこさんがそばにいてあげて、大丈夫よ、よく頑張ったね、偉いね、と声を掛けてあげてください」と言われました。
「あなたが辛かったこと、怖かったことはみんな私が知っているからね。だって、私はあなただから」と声掛けすることも。「そうして、二人を光で包んであげてください」と。

「小さなマコちゃんは、どんな風ですか?」と尋ねられて、「なんだか嬉しそうに私を見上げています」と答えました。
…そう、私は、9歳の時の私が、やっとにっこりしたのを見たのでした。

母がなんでその時叱ったのか…それもわかる気がしました。母はびっくりしたのです。
びっくりして、その気持ちを持て余して、どうしてそんな心配をさせるの? と私を責めたんだと思います。
私がちゃんとバスを間違えなかったら、そんな心配をさせられることもなかったのに、と。

でも、今回のワークで大事なのは、不測の事態が起きてもちゃんと私は対処したんだ、ということ。
それを認めてあげること。無事に家に帰ることを、ちゃんとやり遂げた話として認めること。

誰も間違えたくて間違えるわけではない。
でも、予想外のことが起きるのが人生ではないか、と思います。
起きてしまったことに、なぜ?と問うのではなく、「どうすれば、この状況を切り抜けられるか」にシフトした方がいい。
なぜ?と問うても、自分や状況を責めるばかりで、事態は変わらないから。
自分を責めることは、力が萎えていっても、事態に対処する力は湧いてこないから。

…そうね。今日、下宿に戻る子どもに、この話をしよう。
不測の事態に対して、どう対処するか、があなたの財産になる。
そう。自分を責めることは無益で、逆に有害ですらある、と。

画像は、つい最近、トリミングに行った杏樹(アンジー)。胸張って、すっくと前を向いています。

絵本の世界
2017/08/20
そこがあなたの生きていく場所〜『オーシャン ワールド』ピーター・シス作〜  
今朝は、どういういきさつで買ったのか、まるで思い出せないけど手元にある絵本を紹介します。
ピーター・シスという人の作品、『オーシャン ワールド』です。
1995年に第1刷がブックローン出版から出ています。
あ、子どもの生まれた年ですね。…じゃあ、いつか子どもに、と思って買ったんだろうか。
ほとんど言葉がない絵本です。

表紙絵からして、たくさんの鯨のコマ取りのような絵。
…なんとなく、クジラの話かなあと思ってページを繰ると…子ども用家庭簡易プールの中に小さなクジラがいて…、


それから、絵葉書の裏の言葉があって…


あ、これって、絵葉書の表裏だったんだ!と発見して。
どうやら、町の水族館に、生後2、3週間の小さい女の子のクジラが来ているようで。
この子は将来、海に帰されることがわかって。
ピーターは、ちょっと心配しているんだね。「ちゃんと、ともだちできるだろうか?」って。

で、小さいクジラの女の子は、どんどん大きくなり…






海に帰される日が来たのね。



いろんなものと出会い、…それは、お月さまとも、お日さまとも。
生きているものとも、生きてないものとも。
…そして、一頭のクジラと出会う。

ああ、なんとかやっていけそうだね、というところで終わります。

大海原は大きくなったクジラも小さく見えるほど広くて、でも、そこがあなたの生きていく場所、なんだね。
町の水族館は、小さなクジラを保護することはできても、生きる場所ではない。

そうそう。とうなづく私がいる一方で、ちょっと、淋しがっている私がいます。
…一週間居た子どもが明日、戻ります。

アロマオイル
2017/08/19
ナード・ジャパン インストラクターコースLesson2(2)〜植物から精油を取る方法〜  
昨日は久しぶりにナードジャパン認定校メディカアロマで、インストラクターコースの講義がありました。
講師の中田尚美先生は、アロマのことを楽しそうにお話しされます。
「先生は、本当にアロマのことがお好きなんですね。聞いていて、そう思います。」いつもそう思い、…そして昨日初めてそうお伝えしたのでした。
「とても素敵です」と。

学校の授業でもそうですよね。
多分、…何かよくわかんないけど、先生がとても楽しそうに話してくれてたら、なんだろな?と思って興味を持ちますよね。
新しい「もの」との出会いは、そんな風に「先達(せんだつ)」がいて、そんなにいいものなんだったら、ちょっと覗いてみようかなって気になって、時にはそこから自分でハマり込むことになったり…ということなんだと思う。
新しい「もの」そのものに感動するときもあるけど、そんな出会いはそうそうなくて、それよりはその「もの」を教えてくれる人がその「もの」がどんなに好きか、に感動するんだと思う。

私もね、特に詩の授業が好きだったのですが、それは私が詩が好きだったから、だと思います。
ああ、この詩、素敵!と思ったことを、どんな風に伝えようか、何をどの順で組み立てたら、その「素敵!」が伝わるだろうか、私の「素敵!」以外にどんな「素敵!」を生徒たちは発見したんだろうか? …と興味は尽きなかった記憶があります。

あ、話が横道に逸れました。
インストラクターコースのレッスン2の2回目は、「植物から精油を取る方法」。
アドバイザーコースででも、簡易的には説明されていたのですが、今回は詳細に。

まずは「水蒸気蒸留法」。アロマテラピーで使われる精油の多くがこの方法で採油され、ハーブウォーターもこの方法で得られます。その水蒸気蒸留法に中に、3方法があります。
① ウォーター・ディスティレーション…植物を沸騰水に直接触れさせた方法
② ウォーター・スチーム・ディスティレーション…蒸留釜にすのこ状の板を設置して植物を入れ、板の下に水を入れて加熱する方法
③ スチーム・ディスティレーション…蒸留釜に植物を入れ、そこにスチームを流し込む方法

ほとんど①の方法によるんだそうですが、加熱による成分の変性を起こさないのは②と③。
③は、ゆっくり蒸すことになるので、さらにいい方法なんですが、とにかく時間がかかって、1時間以上、場合によっては4、5時間を必要とするようです。

次に「圧搾法」。
主に柑橘類の果皮から精油を採取するのに使う方法で、柑橘類の果皮を加熱しないで潰したり傷つけたりして、油室にある精油を取り出します。
この方法で、重い芳香分子も採ることができます。
フランスやベルギーなどでは、この方法で採ったものを「エッセンス」と呼び、「エッセンシャルオイル」と区別することがあるそうです。

最後は「抽出法」。抽出材料によってさらにいくつかに分類されます。
(1)油脂吸収法(油脂吸着法)…精製して無臭にした牛脂、豚脂、オリーブ油などを用いて、花などを浸して芳香成分を吸着させる方法
    ① 温湿法(マセレーション/マセラシオン)…油脂を60〜70℃に加熱して花を浸す方法
    ② 冷湿法(アンフルラージュ)…室温で油脂に花を置いて香りを吸着させる方法

・ポマード…香りを高濃度に吸着させた飽和油脂
・アブソリュート…ポマードをアルコールで処理して精油のみを抽出したもの

(2)溶剤抽出法(揮発性溶剤抽出法)…ノルマルヘキサンなどの揮発性溶剤を使用して花などの芳香分子を抽出し、その後アルコールで処理する方法。加温しないため、熱変性が少なく、水溶性成分を含む。

・コンクリート…芳香成分を抽出した後、溶剤を取り除いたロウ状のもの→コンクリートをアルコールで処理して「アブソリュート」」精油を得る。
・レジノイド…樹脂などの原料をアルコールで抽出し、さらに濃縮して得た可溶性樹脂を含むもの
・オレオレジン…ある種の植物乾燥物(スパイスなど)を揮発性溶剤で抽出して溶剤を除去して得たペースト状のもの
・芳香チンキ…アルコールなどの溶剤で抽出し、溶剤を回収後に抽出濃縮物をアルコールに希釈したもの

(3)超臨界流体抽出法…常温では気体である炭酸ガス(二酸化炭素)などを加圧、冷却して抽出溶剤とし、精油を抽出する方法。(抽出後、常温に戻すとガスは揮発して精油は残る)

注目の方法だそうですが、大型の装置が必要でまだ流通量が少なく、アロマテラピーでの使用例が少ないのが現状だそうです。
水蒸気蒸留法や圧搾法で採られた精油とは成分の構成が異なっていて、エビデンスが少ない、とのことでした。(ナードのエビデンスは水蒸気蒸留法によるもの)


このレッスンで、アドバイザーコースででも扱った「パルマローザ」という精油をもう少し詳しく学びました。
この精油には「鎮痛作用」「抗菌作用」があり、感染症に効能があるということを学んだので、レッスンが終わってからルームに寄って、朝から少し喉が痛いと言っていた子ども用に喉用のジェルを作りました。
また、ギブスをしている母の指先が紫色になっていたので、「鬱滞除去」にはヘリクリサム、と教えていただいたのですが、持っていなかったので、ローレルとラヴィンツァラで代用したジェルを作りました。
ローレル3滴、ラヴィンツァラ1滴を10グラムのジェル基材に混ぜ合わせると、2%の濃度になります。
子ども用には15%の濃度ですので、10グラムのジェル基材に対して30滴。
中田先生にお聞きすると、すぐにレシピと濃度を答えていただけるので、本当に凄いなあと思います。ありがたいです。

画像は、子どもに作ったジェル10g。
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