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  1. コラム
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沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム

沙羅 Sara の「ほっと一息」コラム
日々の暮らしの中で、ちょっと気づいたこと、ほっと一息つけるようなことがらをコラムとしてまとめました。
あなたの「お役立ち」になるかどうか、心許ないですが、興味を持った「カテゴリー」から読んでみてくださいね。

カテゴリーごとに選べます。
選択
詩の世界
2017/02/01
口から白い火を吐く怪獣〜栗原俊の詩「如月」〜  
2月になりましたね。毎日々、本当に寒いです。2月の異名である「如月(きさらぎ)」は「着更着」(=着物の上に更に着重ねする)が語源か?と言われています。
今日は「如月」と題された詩を取り上げたいと思います。「読書への誘い」の第31号で紹介したものです。
続き
アンジーとの暮らし
2017/01/31
ワンコに服を着せるべきか?  
朝夕、杏樹(アンジー)を連れて散歩をしていると、色とりどりの「お洋服」を着たワンコに出会います。私がアンジーに服を着せないのは、石垣りんの「着物」という詩に、昔、なるほど!と思った記憶があるからです。


       「着物」         石垣りん

犬に着物をきせるのは
よいことではありません。

犬に着物をきせるのは
わるいことでもありません。

犬に着物をきせるのは
さしあたってコッケイです。

人間が着物をきることは
コッケイではありません。

古い習慣
古い歴史

人間が犬に着物をきせたとき
はじめて着物が見えてくる
着せきれない部分が見えてくる。

からだに合わせてこしらえた
合わせきれない獣(けもの)のつじつま。

そのオカシサの首に鎖をつけて
気どりながら
引かれてゆくのは人間です。  (『空をかついで』童話屋1996年刊)


アンジーが赤ちゃんの頃、ちゃんと躾をしようとゲージに寝場所作って、別の部屋で寝かせていました。ところが、父が亡くなって、ストンと落ち込んだ私のところに来て、夜、ベッドに潜り込んできた時、心弱くなっていたせいで、「ダメだよ」と追い出すことができませんでした。

それ以来、私のベッドに潜り込むのが当たり前になってしまい、私も気づけばアンジーの背中をトントンしている始末。

そのせいなのかどうか、えらく寒がりで、雨も雪も嫌いで、寒い冬の朝などはブルブル震えて「…行かなきゃダメ?」と上目遣いで私の顔を見るのです。…家のトイレシートで出来ないくせに。

母は他のワンコが暖かそうにしているのを見て、「アンジーにも買ってやりよ」と言います。かつて石垣りんの詩に共鳴した私としては、そんな節操のないことは出来ません。…母には言っていませんが。それで「私が買ってやろうか?」とまで言います。「いや、いい」と言いながら、寒そうにしているアンジーを見て、自分はコートを着ていることにだんだん負い目を感じ始めています。…いかんいかん、犬には汗腺がないんだから、それに自前の毛皮を着てるんだから、と自分に言い聞かせてたりするのです。

いつまで持つか?  …アンジー、お前が老犬になったら、ママ考えるね。

子育て
2017/01/30
子育ての「失敗」?  
昨日は「一般社団法人 なら人材育成協会」主催の「不登校・ひきこもり親子セミナー」に参加しました。画像は、お話しくださった臨床心理士の中東照幸さんが提示された、パワーポイントの一枚です。「子どもと親の境界線」と題された、「すれ違いタイプ」と「混じり合いタイプ」。ありがちな親子関係です。そして、このいずれの状態も、親子関係がうまくいきません。

「すれ違いタイプ」では、子どもが親から見放されたように感じます。
「混じり合いタイプ」では、子どもは自分が何を望んでいるのかわからないままだし、親は子どものためと思いながら自分の考えを押しつけていたり、子どもに決めさせなければならないところにまで踏み込んでしまって、子どもの「自己決定」を奪います。子どもの自己決定を奪ってはならないのは、うまくいかなかったときに「母さんがそうしろと言ったから…」と逃げ場を作ってしまうからです。

逃げ場が必要なときは、もちろんあります。しかし、こういう「逃げ場」を作ってしまうと自分の人生に責任を持たず、悪いことは全部人のせいにするようになります。その状態は、本人にとって楽なようでいて、ある意味、不幸です。それは、自分の人生に対する責任は誰も取ってくれないことに、いずれ気づかざるを得ないからです。当たり前といえば当たり前のことですけど。そのことに気づくのに遅くなるだけ、不幸だと私は思うのです。

フリートークの時間、「なら人材育成協会」のスタッフとして関わっている大学生の人たちを前に、「私が今、関心あるのは、不登校やひきこもりを経験した子どもたちが、立ち直ったとして、その先どういう支援が必要なのか、ということ。やはり、そういう経験をせざるを得なかったのは、何かこう、人間関係の作り方がうまくなかったり、自分の感情をうまく処理できなかったり、ということがあるように思えて。今まさに自分自身の問題として、我が子の今後を考えるのに、何が必要か、何をしてはいけないのか、手探り状態だから。」という話をしました。皆、不登校やひきこもり経験のある人たちでしたので、うんうんと頷いてくれました。

さっきの図で言えば、二つの円は離れていても交わっていてもいけないのですね。ちょうど一点で接しているような状態が望ましいわけなんですが、なかなかその状態を作るのが難しい…。

子どもが不登校になったり引きこもったりすると、つい「私の子育ての失敗?」とお母さんたちは思ってしまいがちです。けれど、誰でしたっけ?(エジソンは「失敗は成功の母」という言葉で有名ですが)、「私には失敗というものがない。なぜなら、あきらめない限り、次へのステップだから。」という言葉。そうです。あきらめなければ、「失敗」ではないのです。まだ「途上」だということです。そして、母はあきらめるわけにはいかないのです。10ヶ月間自分のお腹で育て、そして、お乳をやり、おしめを替え、育ててきたんですから。言葉をかけ、微笑んであやし、抱っこしてきたんですから。頭では別人格と分かっていても、どこかまだ「へその緒」がつながっている。子どもが怪我すると自分の身体が、心が、痛む。どうしようもないです。どうしようもない。そう感じてしまうのですから。

だからこそ、「混じり合い」になって、子どもを呑み込んではいけないのです。

私もまだ子育ての途上です。あまり偉そうなことは言えません。でも、幼児、小中高校生のお母さんたちより少し先輩です。その分、分かることもあります。だから何でも相談してくださいな。一緒に子育て(そして、お母さん自身の「自分育て」)をしていきましょう。

絵本の世界
2017/01/29
『まさか さかさま』さかさ絵・文 伊藤文人  
なんだろう? これ…と手に取ったのが、きっかけでした。
一風変わった絵と、絵の左右に書かれた文。
しかも、左側の方は逆さまになっていて…。

さて、あなたには、わかりましたか?
そう、正面から見た絵の解説は右側に、逆さまにして見た絵の解説は左側に書かれていたのです!

正面から見た絵は悲しそうな顔に見えても、逆さまから見た絵はごきげん良さそうで…。

そう! ものごとは逆から見たら、全く違って見える!ということを、実際に描いて見せてくれた絵本です。繰るページ繰るページ、本当によく出来ているなぁと感心させられます。
新風舎から、2000年に出ています。
掲載の作品の一部は、「からくりミュージアム」(東京・渋谷)に収蔵されているようです。

そうそう、言い忘れていました。
タイトルは、前から読んでも後ろから読んでも「まさかさかさま」、回文になっています。

詩の世界
2017/01/28
うずくまるのに飽きたら〜阪田 寛夫の詩「練習問題」〜  

        練習問題        
             阪田 寛夫
 「ぼく」は主語です
 「つよい」は述語です
 ぼくは つよい
 ぼくは すばらしい
 そうじゃないからつらい

 「ぼく」は主語です
 「好き」は述語です
 「だれそれ」は補語です
 ぼくは だれそれが 好き
 ぼくは だれそれを 好き
 どの言い方でもかまいません
 でもそのひとの名は
 言えない                       
             (詩集『てんとうむし』童話屋・1988年刊)
続き
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